「考え過ぎだ。感じろ」チャップリンが残した心に響く名言3選

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Nov 22nd, 2015

人類史上、最も有名なコメディアンの1人がチャールズ・チャップリン。映画に詳しい人でなくても、黒い山高帽にステッキ姿のチャップリンを知っている人は多いはず。

映画では無声映画(音がない映画)の出演がほとんどで、作中で名言を残しているわけではありませんが、映画の外ではいろいろと後世の私たちを励ます言葉を残してくれています。

そこで今回は数々の偉人の名言を集めたウェブサイト「Brainy Quote」を参考に、元気が出ないときに思い出したいチャップリンの名言を3つ厳選してみました。

1:永遠不変のものなど、このイタズラな世の中には何1つとして存在しない。悲しみでさえ同じだ

生きるために知っておきたい!あの偉大なコメディアンが残した元気になる言葉

最初の言葉は、

Nothing is permanent in this wicked world – not even our troubles. (Brainy Quoteより引用)

愛する人の命も社会的な成功も永久には続かずに悲しいかもしれませんが、一方では失敗も絶望も嫉妬(しっと)も不幸も永久には続きません。

二度と立ち上がれないような悲しみに打ちひしがれても、その悲しみすらこの世界では不変ではないのだと思えれば、ちょっとは元気になれますよね?

2:人生とは悲劇だ。でも、ちょっと引いてみればコメディーである

生きるために知っておきたい!あの偉大なコメディアンが残した元気になる言葉

次の名言は、

Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot. (Brainy Quoteより引用)

不幸な出来事に直面すると、どうしても視野が狭くなり問題を悲観的にとらえがち。でも例えば青春時代の失敗などは、今思い起こしてみれば全て笑い話ですよね? 

セールスの世界で有名なTom Hopkinsも著書「How to master the art of selling」で、全ての失敗はユーモアの種だと語っています。

顔が真っ赤になるほど恥ずかしい失敗や経験も、時間が経てば全て笑いのネタ。そう思えれば落ち込んでいても、ちょっと元気になれますよね。少し引いた目線で、自分の悲しみを笑い飛ばせるといいですね。

3:考え過ぎだ。感じろ

生きるために知っておきたい!あの偉大なコメディアンが残した元気になる言葉

何かの壁に直面すると、あれこれ考え過ぎて余計にわけがわからなくなりますよね。文脈はちょっと違うのかもしれませんが、チャップリンも

We think too much and feel too little. (Brainy Quoteより引用)

と言っています。考え過ぎて身動きが取れなくなってしまったら、ちょっと考える作業をやめて、何かを感じに旅にでも飛び出してみたら? 

感性のアンテナを立てて、普段とは違う何かをいろいろ感じているうちに、新しい視点や考えが生まれてくるかもしれませんよ。

以上、チャップリンの残した名言を3つ紹介しました。笑いを追及した人の残した言葉は、悲しみに打ちひしがれるときこそ響きます。

「A day without laughter is a day wasted.(笑わずに過ごした1日は、無意味である)」と語るチャップリン。つらいときこそ少し口角を上げて、笑顔を作ってみてくださいね。

生きるために知っておきたい!あの偉大なコメディアンが残した元気になる言葉

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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