フランスの東部にある、アルザス地方の小さな街コルマール。おとぎ話の中に出てくるような、どこか可愛らしい小さな街です。ジブリ映画「ハウルの動く城」のモデルにもなった街と言われています。
運河沿いにはパステルカラーのアルザス建築の建物が並び、「北の小さなヴェニス」とも呼ばれています。まるでメルヘンの街に迷い込んだような気分になれる、そんなフランスの小さな街コルマールを紹介します。
コルマールとは
コルマールはライン川上流に位置するドイツとの国境の小さな街。ストラスブールからは電車で30分ほどです。ここはアルザスのワイン街道の一帯で、「アルザスワインの首都」と呼ばれるほど、アルザスワインの生産地としても有名です。
メルヘンチックな街並
アルザス地方は仏独戦争の度に翻弄されました。アルザス建築にはドイツ色が強く残り、コルマールの街並はパステルカラーの木骨組みの建物が並びます。
コルマールの街並はアルザス地方では珍しく戦災の被害にあってないので、中世からルネッサンスの街並が残っています。小さい頃絵本で読んだような世界そのままで、街並はまさにメルヘンそのもの。街の中を歩くだけで子ども時代に戻ったように、心が浮き立ちます。
プティヴェニス
イタリアのヴェニスをイメージさせる地域が小ヴェニス(プティヴェニス)です。運河沿いにはアルザス建築の建物が並びます。この運河ではイタリアのヴェニスと同じく、ゴンドラに乗ることができますよ。晴れた日にゆったりと運河を渡るのは気持ちが良く、緑溢れる運河には心が癒されるようです。
クリスマスシーズンも近い今、コルマールではイルミネーションがより美しく街を彩ることでしょう。幼い頃に夢見たおとぎ話の世界を体験してみませんか。
[飛騨経済新聞]
[france.fr]
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