最近、小江戸と呼ばれる川越が大人気ですね。筆者にとっても高校時代に多くの時間を過ごした青春の町。ある種の感慨深さがありますが、川越は古い町並みやイモのお菓子だけでなく、うなぎ屋の老舗・名店もたくさんあるとご存じでしたか?
小江戸川越観光協会のホームページ情報によると、江戸時代に川越ではうなぎが盛んに食べられるようになったとか。周りに海がない川越の人たちは、周辺の入間川や荒川などで捕れるうなぎを貴重なタンパク源として食してきたそうです。
その伝統を引き継いだ川越には今、人気・実力ともに秀でたうなぎ屋がたくさんあります。ただ、観光客としてはどこに入ればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は生まれも育ちも川越っ子という方数名にご協力をいただき、さらにその方々の知り合いのつてを使って、地元民に人気のお店を調査してもらいました。
小川菊(おがぎく)
最初に紹介するうなぎ屋は「小川菊(おがぎく)」。1807年(江戸時代)創業の老舗で、地元では超有名店。
「個人的な趣味を抜きにしても有名なお店は“小川菊”」(30代男性)
「小川菊」(30代女性)
「川越のうなぎ屋の元祖だから、外せない」(50代男性)
という声が集まりました。
場所は埼玉県川越市仲町3-22。定休日は木曜日で、売り切れ次第閉店する場合もあるそう。早めの時間に足を運びたいですね。
東屋(あずまや)
次は「東屋(あずまや)」。創業は明治元年、現在でも大正時代に建てられたという築100年以上の建物で商売を営んでいます。中庭の見える和室でいただく、その雰囲気も魅力的で、
「個人的なオススメは東屋」(30代男性)
「東屋でしょ」(30代男性)
といった声が多く集まりました。
場所は川越市西小仙波町1-16-1。定休日は同じく木曜日。川越観光の目玉の1つである喜多院のすぐそばという立地の良さも観光客にはうれしいですよね。
うな吉(うなきち)
最後は「うな吉」。小江戸・川越の主要観光地からはちょっと離れていますが、多くの推薦が集まりました。
「No.1はうな吉。私はうな吉しか行かないかな」(30代女性)
「うな吉」(30代女性)
などなど。
立地も建物そのものも観光客向けといった感じではありませんが、味は一級品で人気のお店。定休日は上記の2店舗と異なり水曜日ですので、注意してくださいね。
以上、地元民がお勧めする川越のうなぎ屋を紹介しました。
ただ、今回の調査に主に協力してくれた地元在住の30代男性は、「ご存じの通り、川越には他にも『いちのや』『ぽんぽこ亭』『小川藤』『藤菊』など甲乙つけがたい人気店が多いので、3選はちょっと現実的ではないかも」という“川越愛”たっぷりのコメントをくれました。
それでも1つの参考にはなると思います。観光に出掛ける前には、チェックしてみてくださいね。