【写真を通じて、思いをかたちにするサイト「フォト総研」より寄稿】
ようやく春めいてきた今日この頃。行動的になるこれからの季節、そろそろ今後の旅行計画を立て始める方も多いのでは? 以前、「日本の観光スポット5選」をご紹介しましたが、今回は「世界の湖」絶景をお届けします。
ロシア「バイカル湖」
世界一古い湖、世界一深い古代湖、世界一透明な湖、3つの世界一を持つ湖としても知られるバイカル湖。透明度が高いため「シベリアの真珠」とも呼ばれています。ここにしか生息していない動植物も多く、「バイカルアザラシ」は特に有名です。望遠レンズをお忘れなく。上の写真のように凍った景色が見たければ冬がオススメですが、通年観光を楽しむことができます。夏になれば湖に入って透明度を体感しながら泳ぐこともできますし、秋になれば紅葉が湖をより美しく見せてくれることでしょう。バイカル湖へのアクセスは、イルクーツクからバスで2時間、鉄道でも4時間ほどで行くことができます。
ニュージーランド「テカポ湖」
テカポ湖は星空絶景で有名ですが、「ルピナス」という花が咲き誇る時期もオススメです。写真で見るとわかりづらいですが、ルピナスの高さは1.5mほどと大きめ。近くで撮影するとかなりの迫力です。自分のお気に入りの構図を楽しみながら撮影していたら、あっという間に1日経ってしまった・・・なんてこともあるかもしれません。花が綺麗に咲くのは夏の時期なので、日本でいうと11月中旬あたりからがベストシーズンと言えそうです。テカポ湖へのアクセスは、クライストチャーチ空港からバスで行くのがいいでしょう。クイーンズタウン行きのバスに乗ると、3時間程で行くことができますよ。
タイ「ノーンハーン湖」
毎年11月〜2月末頃まで、湖面いっぱい美しい睡蓮の花で覆われるノーンハーン湖。通称「タレー・ブア・デーン」、直訳すると「紅い睡蓮の海」という意味になります。名前を裏切らない、まるで天国にいるかのような絶景です。開花している時期は、ボートにのって睡蓮を間近に楽しむこともできますよ。ノーンハーン湖までのアクセスは、まずバンコクからウドンタニ市内へ移動します。そこから車で40分ほど。夜明けとともに開花し、日が昇ると閉じてしまうので、早朝につくよう、プランを立てましょう。
カナダ「ルイーズ湖」
吸い込まれそうになるほどのエメラルドグリーン。こちらの美しい湖は、ロッキー山脈を一望できるバンフ国立公園にあります。オススメは朝焼けの時間。まるで湖面が鏡のようになるこの時間帯は、朝日が昇るにつれて様々な色を見せてくれます。ルイーズ湖までのアクセスは、最寄りのカルガリー空港を利用すると便利。そこから車で2時間ほどでバンフ国立公園まで行くことができます。
ケニア「ナクル湖」
最後にご紹介するのはこちら、フラミンゴのピンクと夕焼けが美しいナクル湖。2011年には世界自然遺産にも登録され、多くのフラミンゴが飛来してくることでも人気の観光地となっています。フラミンゴシーズンは6月〜8月と言われていますが、年々フラミンゴの数は減少しているそうなので、行くなら早いほうがいいでしょう。ナクル湖までのアクセスは、ナイロビから車で3時間ほど。途中車で1時間半ほどの場所にあるナイバシャ湖ではボートサファリも楽しめるので、合わせて観光してみてください。
どれも息をのむような絶景ばかりですよね。広角レンズと三脚の用意もお忘れなく。日の出日の入りなど、被写体の明暗差が大きいときに役立つ“ハーフNDフィルター”も常備しておくといいでしょう。白とびや黒つぶれを防ぐことができますよ。
行動的になれる春。今後の旅行計画の参考にしてみてくださいね。
[All photos by Shutterstock.com]
[寄稿者:maaya]
[フォト総研]
Maaya
日本大学芸術学部で写真学科を専攻後、旅写真に魅了される。気ままにに海外を放浪しながら写真を撮るフリーランス。この世界には色々なことがあるけれど、それでもとても美しい一瞬がある。まだ知らない世界を見てそんな一瞬一瞬に出会う旅をしたい。第2回世界旅写真展入選。
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