お洒落なイタリア人に学ぶ、スカーフの選び方と巻き方コーデ

Posted by: 藤原亮子

掲載日: Apr 19th, 2016

三寒四温、温かいと思えば寒さが戻る春、寒暖差を調節してくれるスカーフは便利なアイテムです。コンパクトに持ち運べるので、気候の分かりにくい旅先でも重宝しますよね。

昼夜の寒暖の差がはっきりしているイタリアの春にも、このスカーフは必須アイテム。街行く女性はみな上手にスカーフを取り入れた装いをしています。

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

しかし便利だとは分かっていても、スカーフっておしゃれアイテムという感じが強く、実用として普段の着こなしに取り入れられていない方も多いと思います。

おしゃれ最前線のイタリアから、体温調節にも便利なスカーフをさりげなく、おしゃれに装う方法を、キュートなイタリアン・レディ伝授してもらいます。

色をリンクさせて簡単おしゃれコーディネート

さりげなく、おしゃれに装うコツはやっぱり色合わせ。

例えば、紺のコートに紺のスカーフを合わせたら色はぴったりですが、それではただの防寒具。そこへ違う色をもってくることで、おしゃれだなと人の目を引く着こなしになります。

ではどんな色を選んだらいいの? 簡単なのは同系色で少しトーンの違うもの。

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

例えば紺色のシンプルなコートに、明るいブルーの配色のスカーフ。同系色なのでなじみますし、ワントーン明るいので、ダークな色調のコートでもぱっと華やいだ着こなしになります。

そこに、スカーフの色の中にある茶色のアイテムを足せば、さらにおしゃれ感がアップしますね。

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

こちらは春らしい華やいだピンクのジャケット。きれい色すぎてちょっと浮いちゃうかも、というときには、同系色であえてワントーン落としたスカーフを足すと、まとまりが出て落ち着きます。かばんの花柄のピンクとリンクさせて、ジャケットの明るいピンクだけが浮くことなく、統一感がでて、華やかな色もしっくり着こなすことができます。

巻き方を変えてアレンジ&防寒

スカーフの巻き方でも随分印象が変わります。

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

先ほどのピンクのジャケットの着こなし、襟元にキュッと巻いていた時は、アクティブな女性の雰囲気でしたが、スカーフを広げて肩からかければ、少しエレガントな雰囲気に。

これは、旅先で、レストランで食事をするのに、町歩き用のカジュアルな服装しか持っていないという時にも使える方法。スカーフを広げて肩にかけるだけで、パンツスタイルもちょっとエレガントに見えます。

また、肩をスカーフで覆うことによって防寒対策にもなるので、急に冷えてきた時にも重宝しますね。

このように、同じアイテムでも巻き方で印象が変わります。

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

くるっと一巻きでラフでカジュアルな印象。

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

二重巻きで襟元のアクセントとして使い、全体を引き締めクールで大人っぽい印象にもなります。

1枚欲しいスカーフ、どんなものを選ぶと正解?

装い方は、首元に巻く、首にかける、広げて肩にかける、とそんなに難しくはないスカーフ。それでいて、着け方によって表情が変わり、カジュアルにもエレガントにもなります。

さらに、季節の変わり目、または冷房のききすぎた屋内で温度調節ができる実用アイテムでもあります。おしゃれ感度の高いイタリアン・レディがスカーフを愛用しているのもうなずけます。

それなら、私も1枚欲しいという方は、まず初めにこんなものを選んでみてはいかがでしょう。

− 手持ちのコート、またはジャケットとリンクした配色で、ワントーン明るいもの、または暗いもの

− 幅と長さはある程度あった方が着け方のバリエーションが広がり重宝します

旅にも重宝、お出かけに便利なスカーフの使い方をイタリアン・レディが伝授

新しい服を買わなくても、スカーフ1枚で着こなしも気分も変わりますよね。イタリアン・レディのおしゃれ着こなし術、ぜひ取り入れて、実用的でおしゃれなスタイル楽しんでみませんか?

衣装協力:ATELIER VIA MAGGIO
[All photos by Ryoko Fujihara]

PROFILE

藤原亮子

Ryoko Fujihara フォトグラファー&ライター

イタリア・フィレンツェ在住フォトグラファー&ライター。東京でカメラマンとして活動後、’09年、イタリアの明るい太陽(と、おいしい食べ物)に魅せられて渡伊。現在、イタリアで撮影・執筆活動をしつつ、更なる美しい景色を求めてカメラ片手に旅を続けている。

イタリア・フィレンツェ在住フォトグラファー&ライター。東京でカメラマンとして活動後、’09年、イタリアの明るい太陽(と、おいしい食べ物)に魅せられて渡伊。現在、イタリアで撮影・執筆活動をしつつ、更なる美しい景色を求めてカメラ片手に旅を続けている。

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