LAで日本人客からもアメリカ人地元客からも人気のパン屋さん「濱田屋」。トーランスの日本食マーケット「ミツワ」の中に大きな店舗を構えています。そんな京都生まれのオーナーが作る和風テイストのパン屋さんを現地ルポ。濱田屋の魅力に迫ります。
懐かしいパンの種類が豊富
大きなショーケースの中には、焼きたてのパンがずらり。中を覗いてみると、日本でおなじみの懐かしいパンが並んでいます。
コーンマヨ、ツナロールなどのお惣菜パンや、クリームコロネや、スウィートポテトタルトなど、日本人の舌に合う程よい甘さのパンも。
反対側のショーケースには、バターをたっぷり使ったハムクロワッサンや、さらさらの砂糖がたっぷりまぶしてある、あんドーナツやクリームドーナツまで。
朝の時間帯に行くと、次々に新しいパンが焼かれてくるので、少し待っていると、焼きたてほやほやのパンが購入できます。また、注目して頂きたいのはこの値段の安さ。一つあたり平均1.8〜2.5ドルと、アメリカにしてはかなり良心的なお値段なんです。
人気ナンバーワンの食パン
濱田屋トーランス店で絶大な支持を得ているのはなんといっても食パン。キメが細かいふわふわな食感と、口に入れた瞬間にふわっと広がる甘さが特徴です。卵をたっぷり使用することで、このふわふわさを引き出しているのだとか。
店内右手前のコーナーには、お得なマフィンやプチチョコデニッシュが沢山入った袋も販売しています。プレーンのマフィンは、優しいミルク感たっぷりの味。子どもから大人まで楽しめる、これまた懐かしい味がする筆者おすすめの一品。
ボリュームたっぷり名物サンドウィッチ
濱田屋で必ずチェックしてほしいのが、サンドウィッチの数々。日本のパン屋さんだけど、ボリュームはアメリカンサイズ! ツナ&BLTや、卵&BLT、とんかつ&卵 など美味しそうな組み合わせです。
こちらはハム&卵サンドウィッチ。見てください、この分厚さ! 箱一杯につめられたサンドウィッチは、見た目からも元気をもらえるほどです(笑)。
薄切りのハムが10枚以上重ねられ、シャキシャキのレタスもごっそり入り、クリーミーな卵サラダがたっぷりと押し込まれています。
外側の柔らかいふわふわのパンと具との相性も抜群。食感と味は星5つ!! そして、かなりお腹一杯になる大満足なサンドウィッチです。
本店は三軒茶屋
実は「濱田屋」、本店は東京・三軒茶屋に15年前から構えています。日本の濱田屋はアメリカとメニューが異なり、サラミと黒こしょうのバケットや、ひじき、きんぴら、きのこシチューなど、素材の味を楽しめるパンが多く並んでいます。
もちろん、アメリカ同様、ふわふわな食パンはベストセラーです。
その確実な洗練された美味しさは次々と口コミで広まり、現在まで、曙橋や品川ecute、日暮里に姉妹店「満」、アメリカにはロサンゼルスを中心に6店舗、日本と合わせると計13店舗を展開しています。店の雰囲気も落ち着いた「和」を大切にしている内装です。店舗詳細はこちらから。
昔ながらのホッとするパンに出会えるパン屋「濱田屋」。海を超えたアメリカでも愛される理由を、是非日本でもお試しください。
[All photos by momo]
[濱田家]