イギリスの作家J・K・ローリングによるファンタジー小説の「ハリー・ポッター」。全世界140か国で翻訳され、販売部数は7シリーズ合計で2360万部超え(2008年時点)という驚異的な数字を打ち立てた誰もが頷く名作です。
実はなんと、そんなハリー・ポッターの世界をそのまま再現したカフェがベトナムのホーチミンにあることを知っているでしょうか?
今回はまだ日本人にはあまり知られていない隠れスポットをご紹介します。
カフェの名前はあの有名な「三本の箒」
実はここ、ベトナムのお洒落っ子の隠れスポットとして人気のカフェなのですが、カフェの名前はベトナム語で”Ba Cay Choi”で直訳すると「三本の箒」。そう、ハリポタファンならお馴染みのハリーたちがバタービールをよく飲みに訪れるパブの名前なのです。
店内に入るとまず迎えてくれたのはドビー。物語に出てくるハリーの友人でもあり、ハリー・ポッターを語る上では重要なキャラクターとされるしもべ妖精です。歩みを進めてみると、店内は心がわくわく踊ってしまうような可愛いデコレーションで溢れかえっています。
気分は映画の主人公?
お店の中はどこもかしこも見渡す限りハリー・ポッターの世界。特別ファンでないという方でも、その細やかでオリジナリティ溢れる装飾の数々にはきっと心惹かれるものがあるのでないでしょうか。
ちなみに気になるお店の構造は一階がワークショップ、二階がラウンジ、三階はいくつかの個室からなる飲食スペースとなっており、団体でもデートでも、TPOに合わせて使えるのも嬉しいところ。ファンにとってはたまらない、至福の時間を思う存分体験できるスポットなのです。
気になるメニューは?
雰囲気のあるアンティーク調のメニューを渡され見てみるとその種類の多さにびっくり。コーヒーからスイーツ、ランチ、そしてビールまでが多国籍ラインナップとなっており、目移りが絶えません。コーヒーは一杯25,000ドン※~、ビールは一杯40,000ドン~という良心的な価格設定なのもベトナムならではの嬉しいポイント。(※2016年5月08日現在1VND=0.00481円)
ワークショップに参加してみよう。
一階のワークショップスペースでは週単位で様々な催し物を開催しており、クッキーを焼いたりタイルを使ってミニチュアハウスを作ったりと毎回大盛況です。老若男女問わず初心者で参加する人も多いようなので、気兼ねなく参加できるのも人気の理由。スケジュールのチェックはインターネットから可能です。
ここのカフェの最大の魅力は、ハリーポッターの世界を再現しながらお店に携わる人たちそれぞれのセンスを生かしたお店作りをしているところでもあります。現実離れした異空間はハリーポッターファンのみならず、足を踏み入れた人みんなが楽しめるような工夫がされている新感覚カフェ。
こだわり抜いた店内に負けず劣らず美味しいランチだって人気の秘訣なんです。まだまだ日本人にはあまり知られていないこの秘密スポット、一見の価値ありです。
■Ba Cay Choi(三本の箒)
住所:61 Ho Xuan Huong St.,Dist3
電話:(+08)39303291
メールアドレス:bacaychoi@gmail.com
営業時間:9時~22時
[Ba Cay Choi 公式facebook]
[Somewhereland](カフェワークショップについてのオフィシャルウェブサイト)
[公益社団法人全国出版協会]
[All photos by Saya Meguro]
Saya Meguro ライター
北海道出身。NZや日本をヒッチハイク縦断してみたり、ヒマラヤに登ってみたり、スペインで盗難に遭ってみたり。とにかくワクワクすることがすき。将来の夢は湖畔のちかくに家を建てて、動物と自然に囲まれて暮らすこと。
若者に大人気の「エッグコーヒー」も。ベトナムの豊かなコーヒー文化が楽しす
Dec 29th, 2023 | 坂本正敬
ベトナムのコーヒーと言われたら、どのような飲み物をイメージするでしょうか。甘さが印象的なベトナムコーヒーだとか、TABIZINEでも取り上げた塩コーヒーを連想する人も居るはずです。今回は、また違ったコーヒーの楽しみ方を紹介します。現地のガイドいわく、若者に大人気のエッグコーヒーです。「エッグ」とはもちろん「卵」を意味します。
【大学生が見た海外の“今”】研修中のカメラロール見せてください!ベトナム
Dec 7th, 2023 | TABIZINE編集部
TABIZINE10周年企画、第3弾は日本女子大学とコラボ。大学生ならではの視点で切り取られた海外の“今”をお届けします。今年2023年から国際文化学部が新設された日本女子大学。新学部では1年生から約2週間の海外研修で他国の言語や文化を学ぶプログラムが必修となりました。彼女たちの研修中のカメラロールや等身大の体験談から見えてくる、教育や文化、価値観の違い、そこから得た学びとは? 第5回は、ベトナム編。レポーターは、日本女子大学国際文化学部1年生の、フォーさんとエリザベスさんです!
何これ!?おいしすぎる!【今ベトナムで超話題の「塩コーヒー」って?】新感
Oct 29th, 2023 | sweetsholic
気軽に行ける海外の旅行先として、安定した人気を誇るベトナム。野菜やハーブをふんだんに使った料理に、可愛らしい雑貨など、女性ファンも多し! 今回は、そんなかの地で大流行中のドリンク「塩コーヒー」をピックアップします。
【世界ひとり飯!人気ランキングTOP10】世界一有名なミシュラン屋台から
Mar 6th, 2023 | TABIZINE編集部
世界60カ国以上を一人旅した、旅するフードフォトグラファー 石黒アツシが、世界で出会い心に残った食べ物をつづる連載「世界ひとり飯」。これまで掲載した42回の中から、人気記事のランキングTOP10を紹介します。あなたのお気に入りの料理や、食べてみたい料理が入っているかもしれません。
【成城石井エスニック惣菜レビュー】「フォー・ガー」はベトナム感バッチリで
Oct 17th, 2021 | 石黒アツシ
世界中から選りすぐられた食品がそろうスーパーマーケット「成城石井」で人気のジャンルがお惣菜。中でも、エスニック系の惣菜が充実しているのが特徴です。そんな成城石井のエスニック惣菜を、世界中を食べ歩いたフードコーディネーターが実食ルポで紹介します。ベトナムの麺料理といえばフォー・ガー。今回は成城石井のフォー・ガーを実食して、ベトナム・ハノイで食べたものと比べてみます。
【世界ひとり飯31】ベトナム・フエ名物「しじみ料理」は習慣にしたいヘルシ
Sep 27th, 2020 | 石黒アツシ
古くは王朝の首都があったベトナムのフエ。街を歩いていると、いかにもベトナムといった風景をあちこちで見かけます。冒頭の写真は王宮そばの観賞魚屋さん。葉っぱで編んだ円錐型の帽子「ノンラー」をかぶっている人も多くて、ストリートを撮影する写真に入り込んでくれば、ますますベトナム感が増してきます。世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回は、フエで見つけた日本人にも馴染み深い「しじみ」の料理です。
【世界ひとり飯30】意外にヘルシーなハノイ名物「魚の油鍋」と夜の甘いもの
Sep 20th, 2020 | 石黒アツシ
ハノイの旧市街には高層ビルはなくて、低い建物と狭い路地が入り組んで、ちょっとだけ冒険心をあおるような雰囲気です。夜になると店の灯がともって、オレンジ色の街灯と共に、ちょっと懐かしいような趣になってきます。世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回はベトナムの首都ハノイの名物料理「チャーカー」です。「魚の油鍋」と呼ばれてもいるようです。
【世界ひとり飯29】ハノイで「オバマ・コンボ」を。ベトナムの麺はポークも
Sep 13th, 2020 | 石黒アツシ
世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。前回はハノイで食べ歩く6種類の麺料理をご紹介しました。今回はちょっとスペシャルなヌードル。あのオバマ元大統領も食べたメニューです。
【世界ひとり飯28】ハノイで麺料理の朝ごはん食べ歩き!全6種を1日で
Sep 6th, 2020 | 石黒アツシ
世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回はベトナムの首都ハノイで食べた麺料理6選です。ベトナムの麺といえばフォーですが、これはライスペーパーを食べやすい幅に切ったもの。ブンも有名ですが、こちらはところてんのように突き出して作るので断面が丸です。今回ご紹介するのは6種類ですが、実は数えきれないほどの麺料理があって、ベトナムの人たちも麺好きなんだなと。今回のお店はどこも歩いて回れる距離にあるので、食べ歩きにピッタリ。一日ダラダラ散歩しながら次々と食べるのもいいと思います。では、出かけてみましょうか。地図は最後にまとめてあります。
【世界ひとり飯27】ベトナム・フエの夜歩きで甘いもの&禁断のヌードル!?
Aug 30th, 2020 | 石黒アツシ
ベトナムって暑い国と思ってしまいがちですけど、実は南北に長いので、北にあるハノイ周辺は温帯、南のホーチミンは熱帯。ハノイでは冬にはダウンジャケットを着る人もいますが、ホーチミンは年中夏でTシャツです。そして、ベトナム中部のフエですが、こちらはちょうど中間くらいでしょうか。2月は過ごしやすい初夏のような季節でした。世界50カ国以上を一人旅した筆者が、世界で出会い心に残った料理をご紹介。今回はそのフエで、晩ごはんを食べた後にぶらぶらと歩いて見つけた「チェー」というスイーツと、「〆のラーメン」ならぬ「〆のブン」、それもフエならではのものをご紹介!