【長野】地元民が太鼓判のそば屋!旅先で立ち寄りたいそばの名店3選

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Jun 5th, 2016

【長野】十割そばに鴨せいろ!?旅行で立ち寄りたいそば屋の名店をタイプ別に紹介

長野の代名詞のひとつである、そば。長野県はそば屋の店舗数が日本一だと、タウンページをカウントして調べた人もいるとかいないとか・・・。

ただ、長野といえば南北に200kmほどあり、地域ごとに特色も大きく異なっています。好みの問題もありますよね。

そこで今回は長野の玄関口、長野駅周辺のそば屋を“目的別”に紹介したいと思います。長野に滞在するたびにホテルのフロントスタッフに教えてもらう、“地元民”が太鼓判のそば屋、ぜひともチェックしてみてください。

安くてうまい十割(じゅうわり)そばを食べたいなら『大善』

【長野】十割そばに鴨せいろ!?旅行で立ち寄りたいそば屋の名店をタイプ別に紹介

そばはそば粉だけで作る場合もあれば、小麦粉を混ぜて作る場合もあります。

その違いを十割そば(そば粉が10割)や二八そば(小麦粉が2割、そば粉が8割)などと言いますが、十割そばは作り手の高い技術が求められるなどの理由から、どうしても割高になる傾向に・・・。

その十割そばを安く、おいしく食べさせてくれるお店が善光寺の門前近くにあります。『大善』ですね。

みずみずしく、歯ごたえのある十割そばの並盛がなんと600円。朝の10:30から開いていますので、遅めの朝ごはんに十割そばを食べるといったぜいたくな楽しみ方も可能です。

筆者が初めて訪れたときは、20代前半とおぼしき美しい女性が店の奥のカウンターに1人で座って食べていました。特に通ぶる仕草もなく、さらっと食べて潔く店を去っていく姿に、「長野の人は素敵だな・・・」と感動した覚えがあります。

善光寺の門前の交差点・大門の近くです。中央通沿いにありますので、善光寺観光の前後に食べてみてください。

[大善]

おなかいっぱい食べたいなら『草笛(くさぶえ)』

【長野】十割そばに鴨せいろ!?旅行で立ち寄りたいそば屋の名店をタイプ別に紹介

そばはおいしいのですが、男性の場合だと、ちょっとおなかが満たされないという人も少なくないのでは?

大盛にしたりサイドメニューを頼んだりして調整していると思いますが、長野駅に2015年にオープンした駅ビル『MIDORI長野』や駅近くのバスターミナル会館地下などにも店を構える『草笛』は、並盛でもおなかいっぱい食べさせてくれます。

普通そばの並盛は平均して100g~150gと言いますが、草笛の1人前は公式ホームページによると400g。実際に食べてみると、つゆが足りなくなるほどの迫力・・・。

もちろん味も間違いがありません。生産量日本一を誇る長野のクルミを地産地消するために、昭和36年にオリジナルで考案された「くるみ蕎麦」も、またそばの違った味わいを楽しませてくれます。

クルミを使った甘味の強いそばつゆは、くせになるかも・・・。

[草笛 MIDORI店]

鴨せいろなら『小菅亭』

【長野】十割そばに鴨せいろ!?旅行で立ち寄りたいそば屋の名店をタイプ別に紹介

鴨せいろをおいしく食べたいなら『小菅亭』です。長野を代表する観光地、善光寺の門前にある交差点・善光寺から、東に向かって2ブロック歩いてください。

電柱に掲示された看板を頼りに左折すると、間もなく右手に見えてくるお店が『小菅亭』です。

明治26年創業の老舗で、座敷のある大箱のそば屋。筆者がかつて宿泊したホテルのスタッフも熱心に勧めてくれた鴨せいろが評判です。

そば汁の中には惜しげもなく鴨肉がゴロゴロと入っていて、(初めて入店したときは別のお店で直前にざるそばを食べていたのですが・・・)一気に平らげてしまいました。

ちなみに善光寺の門前町にあるそば屋が作る門前そばの会のホームページによると、

≪昭和天皇陛下御蕎麦御奉仕、高松宮殿下御蕎麦御奉仕、善光寺大勧進御用達≫(門前そばの会のホームページより引用)

とあるように、名実ともに善光寺門前のそば屋を代表する名店。ぜひとも訪れてみてください。

[小菅亭]

【長野】十割そばに鴨せいろ!?旅行で立ち寄りたいそば屋の名店をタイプ別に紹介

以上、長野駅周辺のそば屋をタイプ別にまとめました。同じ長野市でも足を延ばして戸隠神社の方に行くと、過去記事「【信州】パワースポット戸隠のはずさない蕎麦屋3軒」でも取り上げたうずら屋が知られています。

もちろん、名店は長野市だけに集中しているわけではありません。県全土にありますので、ちょっとずつ食べ歩いて、いずれは信州のおいしいそば店を制覇してみたいですね。

[信州善光寺 門前そばの会]
[All photos by Masayoshi Sakamoto]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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