海外で暮らすには異なる文化、宗教、習慣があり、その中で暮らしていくには、慣れや柔軟性が必要です。それでも、アメリカ・ニューヨークで驚いた、日本と異なる点とは。
1.時間の不正確さ
ニューヨーカーのストレスのもと、地下鉄。いつまで待ってもこない、各駅停車がいきなり急行に変わる、週末は工事のため本数がぐっと減るなど、きちんと「時間通り来るのが当たり前」と思っている日本人には驚きの交通機関。アパートの修理なども約束の日に来ない、個人でも遅れて来るのが当たり前のNYタイムがあります。
2.街が汚い、臭い
ストリート、地下鉄、あらゆるところにゴミ。日本はやっぱり清潔な国だと再認識。
3.なんでもデカイ
洗濯洗剤、トイレットペーパーなど最小単位が大きくて、買い物は重労働。米系レストランでの食事は量が多すぎて、食べきれません。サラダなど、馬の餌かと思うほどの量ですが、若い女性がペロリと食べています。ポテトチップスなどスナック類、ケーキの大きさなどなんでもデカイ。アメリカ人が太るわけです。
4.なんでもアリのファッション
上下ともランジェリーのファッション。ブルックリン・ベッドフォードにて
(C)Hideyuki Tatebayashi
超派手でも野良着でもノープロブレム。「ニューヨークだからOK」というファッションがあります。
最近は、シルクのパジャマをトップスで着用するのが男女共トレンド。
ホームレス集団のように見えますが、グレッグ・ローレン(Greg Lauren)の2016秋冬のコレクション。
5.チャンスはどこにでもある
日本では考えられない、「アメリカン・ドリーム」が存在する街。幸運を掴めるかどうかは、自分の努力次第。
6.ホームレスが多い
もはや、ニューヨークの風物詩のホームレス。ストリート、地下鉄あちこちで見かけます。しかしながら、実際には私たちよりもお金持ちのホームレスもいます。
7.事務能力が低い
契約、手続きなど、頼んだことを正確にできないのはなぜ? 日付や事項など間違い多し。しかも1日がかり(怒)。銀行でも間違いあり。やる気を出せば、できると思うのですが。
8.世界各国の人がいる
「リトル・ワールド」なニューヨーク。付随して各国レストラン、マーケットがあります。各国言語対応が可能な街。ATMも何か国か言語(スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語、ポーランド語など地域により異なる)対応しています。
9.治安
銃社会、テロの可能性、違法薬物所持の高さ。しかもどの人が持っているのか、分かりません。
マンハッタン住宅街の高級スーパーのカフェで、買い物客が所持していた銃が暴発して所持者自身が怪我を負うという事故が起こりました。朝9時という時間帯に起こった事故、周囲の人に怪我がなくて何よりで、朝から身近に銃を持った人がいるのかと思うとゾッとします。
治安(暴行、強盗の犯罪防止)のため駅や公園に公共トイレがないことも頭が痛いことの一つ。ニューヨーカーは、自分の行動範囲でどこに入ることのできるトイレがあるか、頭に入れています。
10.行列好き
流行りの店、スーパーマーケット、各イベント、カウントダウンのタイムズスクエアなど、ありえないほどの行列。しかも、皆並んで待つ、待つ、待つ・・・。短気な筆者は待てません。観光客が多いという街の特性もあります。
11.子供に対する安全管理
子供の安全性が考慮され、公園の地面には弾力材シートが敷いてあり、落下しても怪我しないので安心して遊ばせることが出来ます。怪我で訴えられないためと思いますが、行き届いています。子供の学校が休みの日はボランティアがいて、フラフープやゲームなどの遊具が用意される公園もありますよ。
また、13才未満の子供は、登下校や留守番、公園に行くなどは、ひとりでさせることが出来ません。保護者の付き添いが必要と法律で決まっています。これは子供の誘拐率の高さから防犯の意味もあります。
良いところも悪いところもあっての海外生活。海外生活で学ぶこともあれば、日本の良さを感じることもありますね。ここには書ききれないほど、驚いた点があります。
アメリカは個人の自主性が尊重され枠がないので、努力次第で夢が実現、日本は治安が良い、清潔、細かい部分が行き届いているなどが長所と感じます。
各国色々違うから、面白いということが言えるでしょう。
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[Photo by Hideyuki Tatebayashi]
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