先日、スペイン北東部のカダケスにある洋菓子店に足を運んだときのこと。そのときは暑かったこともあり、冷たいクリーム系のお菓子に目が奪われてしまったのですが、お店を出るときに焼きっぱなしの大ぶりなケーキに遭遇!
再び買いに行く時間がなかったことを惜しみながら「食べたかったな・・・」とスペインの別の町をうろうろ。すると、立ち寄ったスーパーであのケーキと感動の再会を果たすことができました。どうやら「ビスコッチョ(Bizcocho)」という名前のようです。
日本人好みのふわふわ食感「ビスコッチョ」
どんな素材ともマッチするビスコッチョ。ブルーベリーを入れて焼いてみました。
早速購入して味見してみたところ、あまりの美味しさにビックリ! 優しい甘さとほんのり香るレモンの風味が上品で、マドレーヌとスポンジケーキの中間のような食感です。後日、スペイン人の友達に話してみたところ「家でもカンタンに作れる」とのこと。調べてみると、ヨーグルトとオリーブオイルが主原料のようです。
ビスコッチョのレシピ
ヨーグルトのカップを計量カップ代わりにして作る、という画期的なレシピ(「Delicious Delicious Delicious」より)を発見しました。早速作ってみることにしましょう。
【材料】(18〜21cmの丸型1台分)
プレーンヨーグルト・・・1コ分(125g)
※オリーブオイルまたはサラダ油・・・ヨーグルトのカップ1杯分
グラニュー糖・・・ヨーグルトのカップ2杯分
薄力粉・・・ヨーグルトのカップ3杯分
ベーキングパウダー・・・小さじ1
卵・・・Mサイズなら4コ、Lなら3コ
レモンの皮のすりおろし・・・1コ分
1. ボウルにヨーグルトを入れます。続いて、空になったヨーグルトのカップにオリーブオイルを入れて、1杯分計り、同じボウルに入れる。カップを軽く洗って拭いたら、グラニュー糖2杯分をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
2. 卵を割り入れ、レモンの皮のすりおろしを加えて、よく混ぜる。
3. 先ほどのカップに薄力粉を入れて3杯分計り、ベーキングパウダーと共にボウルに入れて、なめらかになるまで混ぜ合わせる。
4. オリーブオイルを塗り、クッキングシートを敷いた型に生地を流し込み、180℃に予熱したオーブンで約40〜45分焼く。表面がきつね色になり、押してみて弾力があれば出来上がりです。指の跡が残るようであれば、アルミホイルをかけて10分ほど焼いてみてください。
※オリーブオイルは香りの強いエキストラバージンではなく、精製されたオリーブオイル(ピュアオリーブオイル)やサラダ油が向いているようです。
バターの代わりにオイルを使うから、軽い食感に仕上がるビスコッチョ。1日経って味がなじむと、よりしっとり感とふわふわ感が増すようです。そのままでも、お好みのフルーツやナッツを焼き込んでも。スペインのおやつを、自宅でも味わってみませんか?
[deliciousdeliciousdelicious.blogspot.fr]
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