ビルバオに行ったら、絶対訪れたいバルがあります。それは、スペイン最高峰と言われる「Joselito(ホセリート)社」のイベリコ豚の生ハム「ハモン・イベリコ」を駆使する「La Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ)」。他のバルでのタパスや朝食メニューも併せてご紹介しましょう。
※€1を121円として計算しています(2019年7月30日現在)
絶品のハモン・イベリコ&フォアグラを使ったメニュー
1927年創業の「La Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ)」。たくさんの生ハムが吊るされた店内は、木をふんだんに使い落ち着いたインテリアながら、メニューはモニター表示というハイテクな一面も。日本人には、タブレット端末の日本語メニューが用意されているところにも通じています。
訪れたのは平日の18時頃のこと。既に賑わっているなか、ギリギリ席を見つけました。甘くて濃厚な地元の白ワイン「チャコリ」(€1.95、約236円)を飲みながら待っていると、「卵、フォアグラ、キノコ、ポテトピューレのミニフライパン」(€5、約605円)が到着。
甘辛く煮付けたキノコを卵が緩和、そこにクリーミーなポテトピューレが絡みます。ところどころ、フォアグラの甘さが引き立つという一品。トロトロした食感にキノコの歯触りがアクセントに。
こちらは、マグロのお寿司みたいなルックスですが!ホセリートのハモン・イベリコ、チーズ、リンゴソース、そしてフォアグラが載ったブルスケッタ(2つで€7、約847円)。この生ハムが、塩分が控えめで、甘く柔らかいのですね。そこに甘いフォアグラ、リンゴソースが加わり、チーズのコクが合わさって、口の中は天国です。
どちらも、食材の掛け算が天才の仕業としか思えません。そして、生ハムもフォアグラもこんなに気軽に味わえて、お値段の数倍の感動がありました。
店内は、ファミリーもですが、女性のグループだらけでした。観光客らしき人よりも、地元らしい雰囲気の人々がずっと多いようでしたよ。
予約もできます。2019年は7月23日から8月15日までホリデーで閉店なのでご注意を!
La Viña del Ensanche(ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ)
所在地:Calle Diputación, 10, 48008 Bilbao
電話番号:+34 944 155 615
営業時間:【月~金】8:30~23:00、【土】12:00~翌1:00 ※日祝休み
HP:
https://lavinadelensanche.com/en/
その他、ビルバオのバルのメニューを紹介していきます。
マッシュルームのクリーミーソース
街を歩いていて、人気があって入りやすいと感じたのがこちらのバル。カピクアは2店お店を出していている中、「カスコ・ビエホ(旧市街)」店です。
イワシの酢漬けとトマトソースの間にアボカドが入って、酸味がマイルドでまったく違和感がないピンチョス(€2.2、約266円)。そしてマッシュルームのクリーミーなソースがたっぷりかかり、さらにマッシュルームが飾られているオムレツ(€2.2、約266円)。
他の地域も旅して感じましたが、北スペインは、クリーミーに仕上げるのが大得意だと思います。
サングリアが€5(約605円)でこれらのタパスよりずっと高いのが不思議ですが、活気があるお店です。
Kapikua Casco Viejo(カピクア・カスコ・ビエホ)
住所:C/ Correo 12,48005 Bilbao
電話: (+34)944167589
営業時間:【月~木】8:30~22:00、【金】8:30~23:00、【土】9:00~23:00、【日】9:00~22:00
HP:
http://www.kapikua.es/
バルの朝ごはん
バルは朝からお店が開いています。ホテルの朝食もいいですが、地元民に混ざって朝食を食べるのもオツなものです。
生ハムと茶色いパンの組み合わせがなんだか新鮮なサンドウィッチ。そしてカフェ・コン・レチェ。ミルク入りのエスプレッソです。
これはビルバオのバスターミナル近くのバルで頼んだ朝食です。パンの大きさもですが、フォークが刺さって出てきた様子に驚きました。
どちらも1回の朝食にかかったのは€2.5~3(約303~363円)程度。
昼食や夕食にバルをいくつもはしごしたい、朝は軽く済ませたい人という人にも、バルのシンプルな朝食はオススメです。
[ All photos by Shio Narumi ]
Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
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