外国人もびっくり!ここがすごいよ日本人 江戸時代編~世界トップレベルの識字率!~

Posted by: あやみ

掲載日: Nov 2nd, 2016

江戸時代の日本人がどれだけすごい体力と能力を持っていたかご存知でしょうか? 調べていくうちに、江戸時代の日本人のすごさに驚かされました。さて、どれだけ体力があり、世界も驚くような能力を持っていたのかさっそく見ていきましょう。

江戸から京都を3〜4日で走っていた驚異の体力の持ち主「飛脚」

外国人もびっくり!ここがすごいよ日本人~江戸時代編~

江戸時代の郵便局員とも言える飛脚は驚異の体力の持ち主でした。なんと江戸から京都までの約492キロを3〜4日で走り、手紙を届けていたのです! すごいですよね。ちなみに徒歩だと約2週間もかかる距離です。

外国人もびっくり!ここがすごいよ日本人~江戸時代編~

もちろんこの距離を一人で走り抜いていたわけではありません。数人でリレー形式で走っていました。中には通飛脚と呼ばれる一人で出発地から目的地まで走る飛脚もいたそうですが・・・いずれにしても現代のように舗装された道もなく、ランニングシューズもない状態で東海道を走り抜いていた事実がすごいですよね。しかも粗食だったとか・・・。西洋人が飛脚に肉を食べさせたところ、普段よりも早くバテてしまったという話もあります。

高い識字率!江戸時代の日本人は世界でトップレベル

外国人もびっくり!ここがすごいよ日本人~江戸時代編~

なんと江戸時代の日本人の識字率は70〜80パーセントだったと言われています。これは世界でもトップレベルの識字率。江戸時代はご存知の通り、鎖国でしたが、勤勉な日本人は「読み書きそろばん」をしっかり学習していました。特に都市部では武士から貧しい町家の子どもまで、身分に関係なく字を読むことができたそうです。

当時のイギリスやロシアを大きくうわまわる識字率には驚愕ですね。また、幕末の頃になると、識字率はさらに高まっていたとのこと。日本に訪れた外国人も日本人の識字率の高さにビックリしたそうですよ。

排泄物さえも無駄にしないエコ都市であった

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江戸時代には人や動物の排泄物を買い取る職業の人がいました。排泄物を作物の肥料にしていたんですね。イギリスやフランスでは、汚物を部屋から道に投げ捨てていた時代に日本人はこんな賢い商売を始めていたなんて、素晴らしいですよね。

また、清潔好きな日本人は井戸も綺麗にしていました。地面の底に木のパイプを作り、綺麗な川から水をひいていたのです。木の実をソープ代わりに使用していたとか。これなら川が汚染される心配もないですよね。

さらに着古した着物も再利用していて、物を捨てることはほとんどなかったそうです。これは江戸時代の人たちを見習いたいな、と思いました。

世界トップレベルの数学「和算」を使っていた

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江戸時代の人は数学も得意でした。九九はすでに一般的なものとなっていたそうです。しかも7世紀以降に遣唐使や遣隋使によって大陸から輸入された数学を日本風にアレンジし、発展させ「和算」が生まれました。

江戸時代初期にはすでに寺子屋でそろばんの使い方やねずみ算を教えていました。当時の日本人の数学力の高さは、この基礎教育の賜物だったのかもしれませんね。

オリジナルの数学を使い、ここまで発展させた国は、ほかにはなさそうです。

不倫、浮気、同性愛・・・性に寛容だった江戸時代

外国人もびっくり!ここがすごいよ日本人~江戸時代編~

江戸時代は性に寛容でした。お互いの関係性も問わず男女は性を謳歌していました。売春や妾、夜這いの風習もあり、現代とは比べものにならないくらい自由だったのです。たとえ子供ができたとしても、養子に出せばいいという考えだったとか。

同性愛に関しても同じで、徳川家康さえも、かなりの美少年だった井伊直政に一目ぼれして小姓にしたという話まであります。

これは日本人が無宗教ということにも大きく関係しているのかもしれませんね。性に関しては考え方によると思いますが、江戸時代の方が前衛的だったのでは? と思うところがあります。

旅先で怪奇現象にあったときの対処は、江戸時代の旅行ガイドブックに学べ!」でご紹介した江戸時代の書『旅行用心集』も面白そうですよ。

[All photos by Shutterstock.com]

PROFILE

あやみ

Ayami ライター

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

フリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。

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