ただいまイギリス留学中の筆者ですが、ケンブリッジに住む日本人の知り合いはみんな、ロンドンの日系美容院まで髪を切りに行きます。ローカルの美容院には髪をすく技術がないらしいという噂だったので、筆者もロンドンまで足を延ばすことにしました。
日系美容院を探す
(C)Shio Narumi
「日系 ロンドン 美容院」で検索したところ、数多く存在しているようです。
カットの相場は£40~といったところ。揃える程度だし、学生という身分を思い、安くできる方法を検討していたら、日本で大学生だった頃に何度かカットモデルとして、練習台になっていたことを思い出しました。
現地の日本人の間で使われている生活情報サイトといえば「MixB」。こちらのサービスコーナーでみつけました。出張カットの情報もあります。
ロンドンではカットモデルは有料の場合が多いようで£20のお店に連絡をとってみることにしました。
店舗へ
メールでの連絡も迅速で、揃える程度でも対応してもらえるとのことだったので、数日後、Hayato Londonに行ってきました。
東京とニューヨークにも店舗がある美容院で、ロンドン支店は賑やかなエリアCovent Gardenにあり、立地もよし。
入ってみると、店内は日本人スタッフのみ、いい感じに力が抜けていて、原宿あたりの美容院にいるような気分に。
カットしてくれたのはTaikiさん。ニューヨーク在歴も長いアシスタントのスタイリストさんです。
最近髪の痛みが激しくなったと言ってみると、やはり水のせいでは? とのお言葉。髪は弱酸性、イギリスの硬水はアルカリ性。弱酸性の炭酸水を使ってすすいだりすれば今後ダメージが減らせるかもしれない、というアイデアを聞き、目から鱗。こんな相談ができるのも日系ならではです。
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日系美容院の客層
(C)Shio Narumi
まず気になったのはどんなお客さんが来ているのかということ。聞いてみると7割がアジア系、日本のみならず中国や韓国のお客さんが多いそうです。実際、店内には中国人らしき親子がいて、スタッフは英語で対応していました。
Taikiさんによると、どの人種も髪の量は同じだけれど太さが違うので量が違ってみえるとのこと。欧州の人々は髪が細いけれど、中国や韓国の人の中には、日本人の2倍くらい太くて針金みたいな髪質の人もいるそう。
日本人のお客さんの大半は駐在の方々で、遠くは国内ではエジンバラ、その他ドイツ等欧州の国々からも通っているとのこと! お店への信頼度の高さが伺えます。
仕上がりは、納得のジャパンクオリティー。ローカルサロンとはカットにかける時間と緻密さが違うように感じました。
旅先での利用
(C)Shio Narumi
日本人にはいないようですが、ディナー前にシャンプーとセットを依頼するお客さんもいるそうで、旅行で来た場合、そういった使い方をするのも贅沢な気分が味わえていいですね。
日本語が恋しくなったらくつろぎにくるというのも一案。現地のラーメン情報などを教えてもらい、楽しい時間を過ごしたことで、気分もリフレッシュできました。
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