海外に出ると、日本とは異なるしきたりや価値観の違いに驚くことがあります。TABIZINEでも、ドイツにオランダ、タイにネパール、ヨルダンにソロモン諸島など、さまざまな国でわれわれ「日本人が驚いたこと」をご紹介してきました。今回はインドネシア編です。
驚愕・・・! オートバイの4人乗り
筆者がインドネシアを訪れたときに、一番びっくりしたのがバイク。親子4人、あるいは大人3人でバイク(※スクーターも含む)にまたがっているのです。しかもヘルメットなし。危ない、危なすぎる・・・! ところが、現地在住の日本人曰く「あたりまえの光景」なのだそう。しかも「渋滞時には圧倒的に、バイクの方が便利」とも。確かにそれはそうかもしれないけれど・・・。
交通渋滞が激しすぎる!
交通渋滞の激しいインドネシア。首都ジャカルタにおいては、「世界一交通渋滞の悪い都市」に選ばれたこともあるほど。バスや地下鉄などの公共交通機関が貧弱ことや、ジャカルタなどの都市部では、人口の多さが原因となっている模様。筆者がバリ島でタクシーを利用したときには、10分の走行距離に1時間半もかかって非常に驚きました。ラッシュアワーではなかったはずなのに。
ご飯にも麺料理にも「えびせん」が欠かせない
チャーハン「ナシゴレン」に、焼きそば「ミーゴレン」、ワンプレートご飯「ナシチャンプル」などのインドネシア料理に欠かせないのが、クルプックと呼ばれる揚げせんべい。食事に添えて供されます。えびや魚、野菜に大豆などさまざまなフレーバーがあり、定番は淡いピンク色の「クルプック・ウダン」ことえびせん。
バリ島在住歴10年の知人によれば「会社の社食にも、必ず置いてある」とのこと。ご飯を食べながらえびせんを齧る人もいれば、割ってご飯や麺と混ぜて食べる人も。スナック菓子とご飯、日本人にはちょっと馴染みのない組み合わせです。
男性たちがお茶を片手に、夜中までおしゃべり
大人になると、お酒の力を借りなければ話せない話題があったりするもの。でも、ここインドネシアではそんなこと関係ありません。お茶にコーヒー、ソフトドリンクなどのノンアルコール飲料を飲みながら、語り合う男性たちも珍しくないのです。しかも、そのおしゃべりは夜中まで続く・・・。国民の約9割が禁酒のイスラム教徒だから、という理由もあるのでしょうけれど。
「君、結婚しているの?」の真意
タクシードライバーやレストランの店員など、現地の男性と話しているとかなりの確率で「Are you married?(結婚していますか)」と聞かれます。「私に興味があるのかしら」と勘ぐってしまいそう(場合によっては、ときめいてしまいそう!?)ですが、どうやらインドネシアは他人との距離感が近いらしく、ナンパ師が多いというわけではないみたい。「日本のどこに住んでいるの?」「どれぐらいインドネシアに滞在するの?」といった質問と、ほぼ同等と考えても問題なさそうです。
[theguardian.com]
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