インドネシアのバリ島には「バリアン」と呼ばれる占い師がいるのをご存知でしょうか。映画「食べて、祈って、恋をして」にもバリ島の有名なバリアンが登場しています。今回は、そんなバリアンに実際に会いに行き、占ってもらった体験談をご紹介。
バリアンに会うためには
まずはじめにバリアンに会うためには、いくつかの方法があります。インターネットなどでバリアンを調べ、自分で予約を取る方法もありますし、現地のツアー会社に連絡して、バリアン占いのツアーに参加する方法もあります。
今回、筆者は現地のツアー会社である「APA?情報センター」で占いツアーを予約。こちらのツアー会社のオーナーであるワヤンさんは日本語が堪能で予約時のメールから日本語で対応してくれるので安心ですよ。
いざバリアンツアーへ
「APA?情報センター」で予約を取ると、宿泊先のホテルまで送迎してくれます。約束の時間にホテルの部屋を出ると、すでにホテルのエントランスにドライバーさんが迎えにきてくれていました。
送迎車に乗り込み、宿泊先のウブドから約1時間かけて、バリアンのいる街まで車で向かいます。途中、幹線道路から外れた田舎道を通ることになったのですが、車窓からの風景がどこか懐かしさを感じるもので、占いで良い未来を言われた訳でもないのに、すでに良い気分に・・・。
サイババのお弟子さんに占ってもらう
今回、筆者を占ってくれたのは、サイババのお弟子さんである女性占い師。お寺のような建物の前で車を降り、建物に近づくと、占い師の旦那さまが迎えに出てきてくれました。
建物の中に入ると、まずは腰から下にサリーのような布を身につけ、首からストールのような薄い生地を下げることに。この時点で、インドのヒンドゥー教の雰囲気満載!
身支度が整うと、メディテーションルームのようなオープンエアの場所に案内され、占い師の旦那さんに、今日占いたいことを2つ伝えます。この方は若干の日本語は話せるようでしたが、英語の方が得意なので、英語で会話した方がよりスムーズでした。
その後、占いたいことを記した紙を旦那さんが奥の小部屋にいる占い師の元へ持っていき、しばらくすると、奥の小部屋に呼ばれます。
サイババの写真が飾られているユニークな部屋へ
案内された部屋は非常にユニーク。額縁に入ったサイババの写真が複数飾られていて、目の前には大きなヒンドゥー教の神様の像が。そのほかにもガネーシャの像などがあり、圧倒されました。
しかし、その部屋にある大きな椅子に座る占い師の女性は穏やかで優しい雰囲気。すぐに手をかざして筆者のエネルギーを読み取り始め、インドネシア語なのか? ヒアリングできない言語で旦那さんに占い結果を伝えていきます。旦那さんは占い師の言葉を紙に書いていきます。そして、10分くらいで占いは終了。その場で旦那さんは筆者に占いの結果を伝えてくれました。
占いの結果の内容は、どんな神様が筆者を守護してくれているのかといったものから始まり、守護神に助けてもらいたいときに唱えると良いマントラの伝授、占ってもらいたい事柄への回答と続きます。
このとき紙を渡されるので、それに占い結果の詳細を書いておくことができます。最後に聖水を頭からかけられ、3回聖水を飲んで終了となりました。帰りがけに敷地内にあるガネーシャ像の前、パールヴァティの絵画などと一緒に記念撮影もできますよ。
あっという間のバリアン占いでしたが、思い出に残るおもしろい体験でした。
バリアン占いは当たっていたのか?
未来については時間が経ってみないと検証できませんが、これだけは当たっているのでは? と感じたものがひとつありました。それは「甘いものを控えないと体を壊す危険性がある」という警告。筆者は毎日のように甘い食べ物を食べているため、思わずギクリ。今後は甘い食べ物を少し控えて、バランスの良い食生活を送ろうと決意しました。
バリ島はそこかしこに精霊が宿っていると信じられている島。そんなスピリチュアルな島に住む占い師、バリアンに占ってもらうのはとても神秘的でエキサイティング。バリ島へ旅行する際は、バリアン占いを体験してみるのもありでしょう。
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