北陸新幹線沿線の旅といえば、金沢が最初に思い浮かぶ人もいるでしょう。しかし、北陸新幹線の沿線には、金沢以外にも魅力的な観光地がいっぱいあります。その中でも一度は訪れてみたい素敵な観光地を北陸新幹線の停車駅別にご紹介!
【新高岡駅】趣のある町並みを歩き、癒しの旅を実現できる富山県の高岡市

(C)公益社団法人 高岡市観光協会
富山と言われると、思い浮かぶのが“薬売り”。富山の家庭薬行商人は江戸時代の中期にはじまったと言われています。そんな富山はキレイな水に恵まれている土地でもあるんです。また、昔ながらの景色がいまも残る場所でもあり、街歩きを楽しむこともできます。

(C)公益社団法人 高岡市観光協会
こちらは山町筋の土蔵づくりの家が並ぶ景色。市街地に約600m続いていて、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。重厚で繊細な土蔵づくりの家を眺めていると、いまが平成ということをすっかり忘れてしまいそうですね。毎年5月1日は高岡御車山祭が行われ、この町並みを背景に山車が練り歩きます。

(C)公益社団法人 高岡市観光協会
金屋町の町並みも見ものです。格子造りの家々を眺めながら、石畳の道を歩くだけで旅情緒を満喫できます。鋳物の製作体験ができる工房や錫アクセサリーを作れる工房などもあり、高岡の伝統工芸を堪能できるのも魅力です。女性ひとり旅でも、気楽に訪れることができる場所だと言えますよ。
【黒部宇奈月温泉駅】黒部峡谷鉄道のトロッコ電車で大自然を満喫
黒部峡谷は「日本三大渓谷」、「日本の秘境百選」に選ばれた壮大で豊かな自然が残る場所。この渓谷にはトロッコ電車があり、絶景スポットを巡ることができます。トロッコ電車には窓がなく、黒部峡谷の大自然と空気をそのまま味わえるのも素敵!
清らかな水が流れる美しい渓谷。そんな景色を目にしたら、日頃の疲れが吹っ飛びそうですね。実際に黒部渓谷のトロッコ電車に乗った人たちの話によると“一生に一度は絶対に行った方がいい”とのこと。黒部峡谷は、それだけ自然の作り出した“美”が強く印象に残る素晴らしい場所なのだと思います。
また、黒部渓谷を訪れたら宿泊したいのが、黒部宇奈月温泉。無色透明の弱アルカリ性単純泉で昔から“美肌の湯”として有名です。
訪れる季節によって温泉の印象が変わるのも素敵。冬に訪れれば、このように雪深き黒部の美しい光景を眺めながら温泉に浸かることもできます。
【軽井沢駅】教会や洋風の別荘の点在する美しい町並みを見てリフレッシュ

軽井沢は都心からも近く、訪れやすい観光地。美しい教会や洋風の別荘が点在し、気楽に別世界へとトリップすることができます。また、自然が豊かで、マイナスイオンをたっぷり吸収することもできますよ。
軽井沢高原教会は軽井沢駅から星野エリア行きシャトルバス15分の場所にあります。軽井沢には美しい教会がたくさんありますので、教会巡りをするのも楽しいかもしれませんね。
光が差し込み、緑にあふれる石の教会。自然の一部のような教会がとても美しいです。
【糸魚川駅】糸魚川ユネスコ世界ジオパークで大自然と遊ぼう
ジオパークとは、貴重な「地質の宝もの」やその地域の自然・文化をまもり、かつ多くの人に知ってもらう・訪れてもらうことを目的としたもの。2009年8月、日本で初めての「世界ジオパーク」と認定されたのが「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク」です。
ジオパークを効率よく巡るためには、事前にどこに行きたいのか明確にしておくことが大切。糸魚川市内には24のジオサイトがあり、モデルコースがいくつかありますので、訪れる際にはぜひ参考にしてみてくださいね。糸魚川ユネスコ世界ジオパークでは、海岸でヒスイを探したり、山歩きしたり、やりたいことがたくさん出てきそうです。
[糸魚川ユネスコ世界ジオパーク]
【金沢駅】1泊2日の街歩きで充実した旅を実現できる魅惑の金沢

最後は北陸新幹線の旅では欠かすことができない金沢をご紹介。ひがし茶屋街、主計町茶屋街、にし茶屋街といった風情のある美しい町並みも残っていて、外国人観光客にも人気の観光地です。
金沢は観光地が集中していて、街歩きしやすいのが最大の魅力。日頃、運動不足ならあえてバスを使わず徒歩で街歩きするのもおすすめですよ。

兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館といった金沢の見所も、それほど離れていませんので、1日で巡ることができます。そのため、思い立ったら、“どこに行こうか?”などとアレコレ考えずに、ホテルだけ予約して旅立てるのも金沢旅行の魅力のひとつだと言えるでしょう
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Ayami ライター
都内在住のフリーライター。劇団員、OL、WEB編集ライターを経て、フリーランスになる。辛い食べ物、東南アジアが大好き。旅するように生きるのが人生の目標。
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