エコノミークラスでもホスピタリティ溢れるサービスが受けられると言われているシンガポール航空。しかし百聞は一見にしかず。今回は実際に羽田〜シンガポールのエコノミークラスに往復で搭乗してどのようなサービスが受けられるのか体験してきました。
タイミングの良いおしぼりのサービス
飛行機に搭乗して最初に受けるサービスがおしぼり。これは他の航空会社でも受けられるサービスではありますが、シンガポール航空はおしぼりを渡されるのがベストタイミングでした。往復とも渡されたのですが、座席に座り何となく手を拭いて落ち着きたいと思った瞬間におしぼりを渡されたのです。おしぼりの回収も客室乗務員がスムーズに行ってくれました。
空の旅でもっとも気になる機内食は?
シンガポール航空では、まずは機内食のメニューが渡されます。そこには羽田〜シンガポールのメニュー、シンガポール〜羽田のメニューが記載されており、あらかじめ肉料理と魚料理のどちらを選ぶかを決めておけます。ちょっとしたレストランのメニューのようですね。機内食が運ばれてくるタイミングになって、素早くメニューを選ばなければいけない航空会社が多い中、このサービスは素晴らしいと思いました。
往路は焼き鳥丼を選択。鶏肉が柔らかくて食べやすかったです。満足できる機内食(ブランチ)でした。
こちらは復路で食べたチキン&ポテト(ブランチ)。こちらのチキンも柔らかくて、美味しくいただきました。
機内食の後はハーゲンダッツ(バニラ)のアイスクリームのサービスが。往復どちらもいただくことができました。また往路のみ、シンガポール到着の約1時間半ほど前に夕張メロンパンもしくはチキン照り焼きパンが配布されます。
往復ともに、お腹を空かせた状態でシンガポール航空に搭乗しても、まったく問題ありませんでした。むしろ途中でお腹がいっぱいになったほどです。
充実の機内エンターテインメント
シンガポール航空の羽田〜シンガポール便には機内エンターテインメント「クリスワールド」が一人一台あり、まだ日本ではDVDになっていない映画を観ることができます。映画、ドラマ、音楽、ゲームなど1000以上のプログラムから選択でき、筆者は英語字幕でフランス映画を鑑賞。気になっていた映画を観られて、英語学習もでき一石二鳥でした。これなら退屈知らずの空の旅を実現できますよね。
さらに「クリスワールド」の液晶の横はUSBを差し込めるようになっていて、スマホの充電もできて便利。長い空の旅の間でもスマホの充電切れを気にせずに済みます。
ブランケット、フットレストなど
こちらは往路の座席にあったフットレスト。これが一つあるだけで、足の疲れがだいぶ違いました。
ブランケットはこちらが1枚各座席に用意されています。南国のシンガポールに向かうのなら、この1枚で十分でした。女性なら体を足まですっぽりと覆うことができますよ。
一番感動したサービスとは?
今回、シンガポール航空エコノミークラスに搭乗して一番感動したのは、復路で羽田空港到着まで残り45分くらいのときの出来事でした。筆者の斜め前に座る方が客室乗務員にオレンジジュースをオーダーしました。
そのとき内心「ちょっと喉が渇いたな」と思っていた筆者は、その光景をチラッと見ていました。するとどうでしょう? オーダーしていないにも関わらず、客室乗務員が筆者にもオレンジジュースを持ってきてくれたのです。こういったサービスはなかなか受けられるものではありませんよね。
おそらくシンガポール人の客室乗務員だったのですが、日本人のように場の空気を読み、サービスをしてくれたことに非常に感動しました。
このサービスを受けたことで、シンガポール航空が人気な理由がよりはっきりとわかりましたよ。ホスピタリティ溢れるサービスを受けたいのなら、主要アジア都市などへ旅行する際は、シンガポール航空を利用してみるといいかもしれませんね。
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