プレミアムフライデーを使って小旅行に出かけるとすれば、みなさんは1泊2日で近場に出かけますか？ それとも2泊3日でちょっと遠くに出かけますか？
今回はインテージが行った「“プレミアムフライデー”に関する意識調査」から、プレミアムフライデーを利用して旅行に出るなら1泊2日派が多いのか、2泊3日派が多いのか、その実態を紹介したいと思います。
金曜発の旅行では１泊２日と２泊３日どちらがいい？
上述の調査は「プレミアムフライデー」が実施される直前に、一都三県に住む20～50代の働く人たちに行われています。
「もし早く仕事を終えられるとしたら、何をするのか？」との質問に18.3％（1460人の回答者中268人）が「旅行に出る」と回答していましたが、その268人に具体的な日程を聞くと、
金曜に出発して土曜日に帰宅・・・48.4％
金曜に出発して日曜に帰宅・・・48.3％
金曜に出発して日帰り・・・2.9％
といった結果になっていました。1泊2日か2泊3日かは、意見が完全に真っ二つに割れている様子ですね。
せっかくなら日曜日のぎりぎりまで旅行を楽しみたいという人と、土曜日に帰ってきて日曜日はのんびりしたいという人が、拮抗（きっこう）していると分かります。
プレミアムフライデーで行きたい旅先ランキング
では旅先としてはどこが人気なのでしょうか？ 同調査の自由回答で「プレミアムフライデーを利用して旅行に出たい場所」としてあがってきたのは以下の通り。
1位・・・箱根（16.4％）
同率2位・・・伊豆、関東近郊（各9.7％）
4位・・・北海道（7.1％）
5位・・・九州（6.0％）
6位・・・沖縄（5.2％）
7位・・・東北、国内（各4.9％）
この調査は一都三県の関東在住者に聞いていますから、箱根や伊豆、関東近郊は近場、北海道や九州、沖縄、東北は遠い旅先になります。そう考えると1泊2日派の人たちは、箱根や伊豆、関東近郊の温泉地などに出かけてのんびり過ごすプランをイメージしているのかも。
一方で2泊3日派の人たちは、北海道や九州、沖縄、東北などをイメージしているのかもしれませんね。
２泊３日で行ける海外は？
今回の調査で7位には「国内」という回答が挙がりましたが、2泊3日あれば「国外」という選択肢も出てきます。
例えば沖縄に行くなら、そのまま先島諸島を越えて台湾に行くという手も十分にありですよね。地図帳を見れば分かりますが、先島諸島の西端にある与那国島から台湾は目と鼻の先。特に台湾北部にある台北などは狙い目ですよね。風の影響で成田出発→台湾桃園国際空港（台北）は4時間くらいかかりますが、帰りは3時間ほどで済みます。
もっと近場が良ければ、お隣の韓国にあるプサンやソウル（インチョン）を目指す手もあります。成田→ソウルなら2時間半ほど。もっと西の町からスタートすれば、もはや海外とは言えないくらいの距離感になります。
ちょっと足を延ばして香港まで行くという楽しみ方もありますよね。過去記事「週末１泊２日でも十分リフレッシュ！気軽に楽しみたい香港弾丸旅行一人旅」では、1泊2日で香港を楽しむ方法が紹介されていました。2泊できれば、さらに行動の選択肢は増えます。
さらに上述したアジアの都市なら、驚くほど安い価格のツアーも旅行会社などから販売されています。コスト的にかえって国内の遠出より抑えられるケースもあるはず。
地元の空港なども駆使しながら、プレミアムフライデーにちょっと海外に出かけるといった楽しみ方を、少しずつマスターしていきたいですね。
以上、プレミアムフライデーに旅行に出るとしたら、1泊2日派が多いのか、2泊3日派が多いのかを紹介しましたが、いかがでしたか？
こうしてみると金曜の夜から旅立てる場所はたくさんあります。いつか自分にもやってくるかもしれないプレミアムフライデーを見越して、妄想をスタートしてみては？
[「プレミアムフライデー」に関する意識調査 – インテージ]
[All Photos by shutterstock.com]
PROFILE
Masayoshi Sakamoto 翻訳家／ライター
翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書（TABIZINEライターとの共著）に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸３県のWebマガジン〈HOKUROKU〉（https://hokuroku.media/）創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。
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