青いロゴカラーが印象的な航空会社、ANA。この現在の青いロゴが生まれたのは創立30周年の1982年のことです。そしてこの“青”、実はギリシア神話に由来していることをご存知でしょうか。
安全な空の旅への願いが込められた「トリトンブルー」
どこまでも広がる美しい空。しかしそこは、いつも美しく晴れ渡っているわけではありません。荒天の中、視界の悪い中でも離陸せねばならないときがあります。
ANAのロゴカラーの青には、「トリトンブルー」という呼び名があります。海にまつわる神トリートーンの波と風を鎮める力にあやかり、空の旅の安全を願ってつけられたそう。
そして、それまでシンボルカラーだったブルーは「モヒカンブルー」と名付けられました。これは、機体外装デザインがモヒカン刈りに似ていたため。「トリトンブルー」と「モヒカンブルー」、2つの青はANAの制服や機体外装のデザインなど、さまざまなところで目にすることができます。
モヒカンジェット (C)facebook/ANA.Japan
特別塗装機の先駆けはANA
マリンジャンボ (C)facebook/ANA.Japan
機体にさまざまなキャラクターやイラストが描かれた夢のある特別塗装機、日本で初めて手がけたのはANAなんです。記念すべき第1号は、1993年に全国の中学生以下の公募で選ばれました。空飛ぶクジラ「マリンジャンボ」の誕生です。
このとき「『海より広い大空を泳いでみたい!』と願うクジラたちの夢」を描いた大垣友紀惠さんは、現在グラフィックデザイナーとして活躍されているそうです。たしかに、自分の描いた夢が実際に大空を飛ぶ姿を見たら、その感動は一生忘れられないものになりそうですね。
そして、スヌーピー号やポケモンジェット、STAR WARS™ JETSなどさまざまな特別塗装機が登場。最新のデザインは、2019年春から東京=ホノルル間を飛ぶ予定の「FLYING HONU」です。こちらも世界中からの公募2,197作品から選ばれました。「ホヌ」とはハワイ語でウミガメのこと。ハワイでは、ウミガメを見ると幸福や繁栄が訪れると言われていて、人々に愛されているのだとか。
FLYING HONU (C)ANA
(C)ANA
ANAオリジナルグッズ「ブルーコレクション」5選
さて、ANAからは数々のオリジナルグッズが発売されています。その中から、「これは気になる!」と思う印象的な青いグッズをピックアップしてみました!
<ANA>機内持込み可能 バイオリンケース
一目見た瞬間、バイオリンを弾いたこともないのに心奪われてしまったANA公認の青いバイオリンケース。機内にバイオリンを持ち込むために全国の空港で貸し出していたものを、乗客の要望が多かったことから一般販売にいたったそうです。
★送料無料★【ANAショッピング限定ラベル】夢空ビール6本セット
青い限定ラベルが目を引くビールは、ギフトにもぴったり。「霧島高原ビール」醸造の喉越し爽やかな淡色系ビール、コクのある黒ビールタイプのボヘミアンガーネットの2種類がセットになっています。
<ANAオリジナル>クリアスマホケース JET STREAM/iPhone6/6S
ANAファンなら持っておきたいiPhone用スマホケース。男性にも女性にも合いそうな洗練されたデザインです。
対応機種:iPhone6/6s、iPhone7
<ANAオリジナル >ポータブルバッテリー -垂直尾翼-
旅先での電池切れも、これ1つで慌てずすみますね。スマートフォン(iPhone、Android)、MP3/4プレイヤー、iPod、Bluetooth、ゲームプレーヤー、カメラなどへの充電に使用できます。バッテリーはシンプルなデザインのものが多いので、持っているだけで周りの人と差をつけられそうです。
<ANAオリジナル>FLIGHT 001 トラベルセット
ボストンバッグとセットアップベルト(ボストンバッグをキャリーに装着するもの)、ラゲージタグ、ANAオリジナルポーチが2点付いたトラベルセットです。ボストンバッグは手のひらサイズのポーチ状にまとまるので持ち歩きに便利。旅先のお土産バッグとして大活躍しそうですね。
青い空を飛ぶANAの機体を眺めると、心地いい風に吹かれているような気持ちになります。青い航空機も青いグッズも、心を軽やかに旅立たせてくれそうですね。
[取材協力:ANA(全日本空輸株式会社)]