2017年8月21日(月曜日)アメリカでは、太陽が月と重なり完全に隠れる「皆既日食」が14州で観測されました。アメリカを横断して、99年に一度の天体現象「皆既日食」に、アメリカ中が大興奮。
ニューヨークでも2週間ほど前から皆既日食予告のニュースを連日放送し、日食観測メガネなど「皆既日食」グッズも飛ぶように売れていました。
日食は「グレート・アメリカン・エクリプス(Great American Eclipse)」とネーミングされ(アメリカ人はグレートをつけるのが好き)、指折り数えてその日を待ったのです。
人生で一度しか見られないイベント
人生に1度しか見られないであろう天体イベント。ニューヨークシティでは完全に重なることはない「部分日食」でしたが、ニューヨーク中が盛り上がりました。タイムズスクエアでは旅行客が「ニューヨークで、グレート・アメリカン・エクリプス(Great American Eclipse)見物!」と集まっていましたよ。
2017年8月21日(月曜日)皆既日食当日の現地レポートをお届けします。
皆既日食はアメリカ14州を横断した
(C)Michael Zeiler, www.GreatAmericanEclipse.com
「皆既日食」は西海岸のオレゴン州から東海岸のサウスカロライナ州まで14の州で観測されました。ニューヨーク州など他の地域では「部分日食」を観測しました。
NASA Eclipse-Maps https://eclipse2017.nasa.gov/eclipse-maps
観測用メガネは宇宙現象の理解を深める教育ツールとして、全米約7,000以上の図書館で配布されたようです。こういうところは、アメリカの太っ腹さを感じますね。
ちなみに当写真を撮影したフォトグラファーは入手し忘れていて、サングラスを2枚重ねて撮影しましたが、危険なので真似しないほうが良いでしょう(汗)。
タイムズスクエアには、現地日系テレビのレポーターも登場。
ニューヨーク時間 1:41pm 少しづつ太陽と月が重なってきました。
エンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)と「グレート・アメリカン・エクリプス(Great American Eclipse)」
エンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)と「グレート・アメリカン・エクリプス(Great American Eclipse)」。
ニューヨーク時間 1:57Pm。
スマートフォンやカメラを持って、一世一代の天体イベントに興奮するニューヨーカー。
ニューヨーク時間 2:19pm。
エンパイア・ステート・ビルディング(Empire State Building)と「グレート・アメリカン・エクリプス(Great American Eclipse)」の2ショットです。ドラマティックですね。
全米が空を見上げた、2017年8月21日(月曜日)。
それぞれの心に、グレート・アメリカン・エクリプス(Great American Eclipse)を人生の歴史に刻んだ日でした。
[All photos by Hideyuki Tatebayashi]
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