「いつか常夏の南国に移住したい!」「将来はキレイな海が見える場所に住みたい!」そうお思いの方も少なくはないのでは? 今回は実際に24歳でバリ島に移住した筆者が2年間という生活の中で驚愕したことを勝手にランキング形式で3つご紹介したいと思います。
第3位「トイレが手桶式」
バリ島はトリップアドバイザーが発表した「世界の人気観光地ランキング2017」でトップに輝き、現在もどんどん観光地化が進んでいます。たしかに筆者が移住し始めた2年前と比べてみても、キレイな飲食店やショッピングモールが増え、それと同時に綺麗なトイレは確実に多くなってはいます。
しかしながら、まだまだ日本のトイレクオリティの足元にも追いついていないというのがリアルな状況。特に街中の小さなお土産店やコンビニでは古い手桶式のトイレが存在し、初めて見たときは使い方すらわからずにそっと扉を閉める・・・なんてことも。移住した当初はかなり苦労した問題の1つです。
第2位「平均給与では生きていけない」
バリ島のあるインドネシアの平均月給は3万円程度と言われていますが、日本から移住してきた筆者らがその額で生きていくことは困難を極めます。
というのもその一番の理由は「日本で染み込んだ”普通”」からは簡単に抜け出せないということ。日本で生まれ育った筆者にはトイレは水洗であるのが普通でしたし、シャワーは温かいお湯が普通でしたが、それを満たすアパートは月1万円以下では中々見つけることができません。もちろんそれ以外にも「ビザ(査証)取得と更新費用」といった外国人のみに特別掛かるお金もあり、ローカルと同じように生活するというのはやはりかなり難しいのが現状です。
日本であれば「国民平均くらいの収入があれば十分に生活できる」といったイメージがあったため、どうしても移住前はその程度の費用を見越していました。しかし、実際はほとんど不可能という状況で、月にかかる諸々のお金にびっくりとすることが何回もありました。こういったイメージと現実の乖離は体験してみないとわからないことですよね!
次は南国に移住して驚愕したこと第1位です!
第1位「お祈りは仕事より優先」
宗教というものは日本人にはどこか馴染みの薄いものとしてありますが、バリ島の人達はとても宗教熱心。時には仕事よりも優先して宗教行事に行くことも多々あります。
中でも驚いたのはお祈りの時間はスタッフがいなくなってしまうため一時的に閉めてしまうお店があるということ。「あーここのお店今日は休みかー」と思っていると、どこからともなくスタッフがやってきて「ごめん、ごめん、お祈り行ってた! いま開けるから待ってて!」なんてことも。
日本にいた頃にはどうしても仕事が最優先で、“プライベートな用事は仕事に差し支えない範囲でやる” というスタイルが当たり前だったので、宗教行事が仕事を抑えて最優先にくるというのは、かなりカルチャーショックを受けた覚えがあります。
今回は南国に移住して驚愕したことランキングをご紹介いたしました。観光と移住ではまた違った視点での驚愕があり、住み始めて2年間経った今でもまだまだ驚くことだらけ。明日はどんなびっくりが待っているのか、とても楽しみです。
ホリ(HORI_BALI)
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