(c)BoredPanda/Patrick Ebu-Mordi
日本の首都東京。日本に住む我々にはおなじみの場所ですが、気付かれていない魅力にあふれているんです。外国人カメラマンのレンズ越しに見る東京が「SF映画のワンシーンのよう」と話題を呼んでいるのでご紹介いたします。
まるで「ブレードランナー」のような東京の風景
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この渋谷のスクランブル交差点の写真を撮影したのは、オランダのアムステルダムを拠点として活動しているフォトグラファーのパトリック・エブ-モルディ氏(Patrick Ebu-Mordi)。
このスクランブル交差点は1日50万人が通過するともいわれている日本有数の混雑スポットです。けれどそんな通行人の多さもさることながら、この交差点周囲のネオン広告群が外国の方々の目には新鮮に映るようです。
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彼が日本旅行の際に撮影した一連の東京の風景は、海外ではSF映画の金字塔「ブレードランナー」を連想させるとの反響を得ています。
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確かにパトリックさんのカメラがとらえた東京の風景は、何か物語が始まりそうな余韻を含んでいますね。
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本来の街のイメージとは全く違う雰囲気が映し出されていて、驚きを隠せません。きっとパトリックさんの目には、東京はSF映画の未来都市のように見えていたのでしょう。
実は、この東京の風景が、パトリックさんの写真に対する愛を取り戻すきっかけになったといいます。
パトリックさんを通して知る東京の魅力
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実はパトリックさんは、日本旅行をする前は写真を撮ることに対する情熱を失いかけていたのだそう。けれども東京の街を歩き、風景を撮影していくうちに写真に対する愛を取り戻していったのです。それほどに東京の風景は、創作意欲を掻き立てる街だったということでしょう。
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「東京でのお気に入りの場所はどこですか?」というTABIZINEの取材に対し、パトリックさんはいくつかの場所を挙げてくださいました。
「何といっても、友人がオーナーをしている中目黒にあるバー『629』は素晴らしいです。それから、美味しい日本のウィスキーとJAZZが楽しめる『JSB』にも何度も立ち寄りましたね。あと渋谷の『開花屋 by the sea』でもたくさん食べました。ははは」
とおちゃめな回答。実は筆者は東京生まれの東京育ちですが、お恥ずかしながらパトリックさんのお気に入りスポットは初めて店名を伺った場所ばかり。東京のカオス的な美しさばかりでなく、素敵なお店までパトリックさんから教えてもらってしまいました。
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それ以外にも原宿でコーヒーを飲みながらフォトジェニックな場所を探したり、バーでお酒を飲みながら周囲の人々と語り合ったのが良い思い出だそうです。「東京で会った人たちは、とてもフレンドリーで素敵な人たちだった」と語ってくれました。筆者も日本人として、パトリックさんが日本に良い印象を持ってくれて非常に嬉しく思います。
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そんな中でも一番の思い出は、早朝5時の雨の中を散歩したことだそう。夜の喧騒とは打って変わった静謐な通りを歩きながら、その静と動のコントラストを楽しんだのだとか。
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パトリックさんの写真のおかげで、東京の魅力を再発見できた日本人も多いのではないでしょうか。パトリックさんにはぜひまた日本に遊びに来ていただいて、東京の隠れた魅力を発信していって欲しいですね。
[Patrick Mordi]
[instagram/patrickmordi]
[How Tokyo Saved My Artistic View On Photography]