語学学校はスモールワールド、人種のるつぼです。日本人の感覚にはない、思いもよらない発言を耳にすることもしばしば。国民性だったり個性だったりしますが、驚いた順にランキングにしてみました!
第5位「僕は週3回、彼(スイス人)は毎日家に電話してる。だって僕らはまだ17歳、マムが恋しい年頃なんだ」(オランダの学生)
これ、日本人の男子高生だったら恥ずかしくて言えないんじゃないでしょうか。まだあどけなさが残る顔立ちながら、身長190cm超えでこの発言。お母さん大好きというストレートさがなんともかわいらしいと思った次第です。
第4位「ブロンドの男の子はモテない。まわりでブロンド好きの女の子はいない。たとえ自分がブロンドでもね」(フランスの学生)
日本だったら、髪形の要素の方が優先される気がします。短髪の方が好き、とか。黒髪と茶髪の区別は確かにあるのですが。髪の色がどうとか、瞳の色がどうとか、バリエーションがある環境にいるからこその発言だなと感じました。ちなみにブラウンが人気だそうです。
彼女は32歳のパリから来た女の子で、ナイトクラブなどで獲物を狙う目が印象的でした。
第3位「先生、授業が退屈だからタバコを吸いに行っていいですか?」(トルコの学生)
みごとなビールっぱらの大学生の発言です。お父さんが国の要職に就いているお坊ちゃまのせいなのか、本人がトルコの東大で数学の特待生という天才のせいか、あまり我慢をしないタイプ。
ダイエット中だからしばらく朝はひどい味のスムージーだけで我慢、と言った矢先に同情されて渡されたバナナをその場で食べるような。また1時間も経たずして今度はクッキーを食べ始め。おもわず、ちょっと! そんなんでいいの!? と詰問してしまいました。
次は第2位です!
第2位「友達は36人兄弟!奥さん4人いるけどうまくいってる」(シリアの学生)
授業中に何人兄弟かっていう話題が出たときの発言です。想定外の数字に度肝を抜かれました。家庭円満で何よりです。
本人は、僕は第一夫人の子ども! と胸を張っていました。昔の日本みたいですね。序列があるんだなあと思いました。
ちなみに第二夫人は家が無かった外国人で、お父さんが同情して第二夫人に迎え入れたと言っていました。もう人生を立て直して家を出ていったそうです。そんなパターンもあるんですね!
第1位「英語の試験に受からなかったのは学校が手をまわしたに違いない。イタリアではマフィアがやるようにね」(イタリアの学生)
生徒の多くは、大学入学や転職のためのケンブリッジ英語検定対策で来ていました。40代半ばの彼女は、その試験に受からなかったのですが、その後再受験のために地元で集中講座に通い始めました。
そこの講師に、あなたが受からなかったのが信じられないと言われたそうです。そこで彼女も、やっぱり自分には受かる力があったはずと思うようになりました。
後日スカイプで話したときのことです。彼女は、試験の直前に語学学校で、先生を変えて欲しいといって揉めたそうです。だから、学校が手をまわしたのだろうと。逆に途中ミスして受かるはずのない韓国人の男の子が受かったのも、学校がやったことだろうと。
「そんなこと、可能かな!?」といったら、「だってイタリアではマフィアが手をまわすもの。同じことでしょ」という答えが。
テストが公正なもの、絶対なものという前提が無いことにカルチャーショックでした。またその自信にもさすがイタリア人と脱帽した次第です。
※写真はすべてイメージです。
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Shio Narumi ライター
イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。
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