赤、黄、オレンジなど色とりどりの紅葉は、秋からの贈りもの。1年に1度きりの鮮やかな紅葉は、見逃したくないものです。時間がないあなたでも、都内で美しい紅葉が楽しめますよ。女子友を誘って 、気になるあの人を誘って。空から落ちてくる黄金色の秋を、楽しみましょう。

思いついた時に行ける、東京都内の紅葉スポット8か所をご案内。ライトアップは、会社帰りにも立ち寄れますよ。

【1】 気分は月9ドラマのヒロイン 明治神宮外苑

(C)（公財）東京観光財団

都内の秋の絶景ポイントともいえる、明治神宮外苑。約300mのいちょうの並木道を歩くと、気分は恋愛ドラマのヒロインに。美味しいお店が出店する「いちょう祭り」は20時までオープンしているので、会社帰りにも寄れます。

【2】紅葉のライトアップ 六義園

(C)（公財）東京観光財団

国の特別名勝に指定された「回遊式築山泉水」の大名庭園。春は桜が美しいことでも有名。庭内を歩いていると、不思議に心がしんと静まってきます。人気のライトアップを楽しみにしている人も多いはず。

【3】 200m続く黄金色のカーペット 昭和記念公園

昭和天皇御在位50年記念して造られた、敷地面積180ha（東京ドーム約39個分）の国営公園。春の桜、秋の銀杏と四季それぞれ異なる美しさを見せてくれます。広大な敷地には、紅葉スポットがあちこちに。黄金色のカーペットを敷き詰めたような、200m続くいちょう並木が人気。

【4】 東京２大ツリーも借景 浜離宮恩賜庭園

(C)（公財）東京観光財団

江戸時代には、江戸城の「出城」だった徳川将軍家の庭園。明治維新の後は皇室の離宮で、昭和20年に東京都に下賜されました。都心にありながら、あまり混まない穴場。紅葉は、大手門と藤棚近く、池の周囲にあります。東京タワー、スカイツリー、海も見えますよ。園内で販売されている三色団子も食べてみたいもの。

【5】 大人の遠足 高尾山

(C)（公財）東京観光財団

東京都内のハイキング・遠足コースとして、身近な高尾山。中央線や京王線利用でアクセスが良いのも、人気の秘訣。「高尾山もみじまつり」開催中の土日祝には、東京こけしの実演・マス酒の販売があり、大変賑わいます。

【6】 天空を焦がす炎のごとく 御岳山

東京都内のオアシス御岳山。929mの標高で、都心よりも一足先の秋を感じられます。美しい名前の「天空もみじまつり」では、バイオリン演奏の「天空バイオリンコンサート」、芸者遊びを体験出来る「天空芸者ナイト」「天空忍者屋敷」などイベントが盛りだくさん。山登りが苦手でも、ケーブルカーを使えば山頂まで気軽に登ることができますよ。

【7】 恋心のように色づいて 御岳渓谷

青梅のランドマーク玉堂美術館前の大銀杏黄葉のライトアップ。多摩川沿いを彩る真っ赤なモミジを楽しみながら、遊歩道をそぞろ歩き。赤、黄、緑の色彩に染められ、マイナスイオンに癒される1日になるでしょう。

【8】 下町の名庭園 清澄庭園

東京都指定名勝の回遊式林泉庭園。岩崎彌太郎が大名下屋敷跡を買い取り造園した、美しい石の庭園です。池の周りをゆったりと巡ると、気持ちが穏やかになります。帰りはスカイツリーを眺めたり、下町グルメを堪能するお楽しみもありますよ。

思いついた時にふらりと行ける、東京都内の紅葉スポット。一人で見るも良し。友人を誘うも良し。

気になるあの人に「外苑のいちょう並木が見頃できれい」とメールするのも、恋が始まる良いきっかけになりますよ。

[紅葉を楽しむ｜東京の観光公式サイト GO TOKYO]
[Photos by shutterstock.com]

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。