使い慣れたもの、食べ慣れているものが、今日から一切使えない、食べられないとしたら・・・? かなりストレスフルな毎日になるのではないでしょうか。
普段何気なく口にしているもの、使っているものが、実は心のオアシスだったりするんですよね。それは我々日本人だけでなく、海外在住の外国人なら誰もが感じることのようです。
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周囲の一例を挙げると、イギリス人駐在員は帰国のたびに朝食に欠かせないスプレッド「マーマイト」を、アメリカ人の駐妻は、ピーナッツバター味のチョコレート「リーシーズ」などを買い求めています。では、海外在住の日本人は?
というわけで、海外在住9年目の筆者が、東京へ帰省するたびに買い求めるモノをご紹介します!
奥歯まできちんと磨ける歯ブラシ
写真左より:フランスの大人用、日本の大人用、フランスの1歳半〜2歳用
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マレーシアでも、オーストラリアでも、スペインでも、そして現在暮らしているフランスでも、なぜかどこの国も大人用歯ブラシは特大ヘッド! 日本の小さめヘッドの歯ブラシに慣れている自分としては、特大ヘッドではきちんと磨ける気がしません。替えがなくなったときには、仕方なく現地の幼児用歯ブラシ(※ジュニアになると、ヘッドのサイズが大きくなるため)を利用しています。
携帯に便利なスクエア型目薬
昔からドライアイに悩まされていることもあり、目薬は必須アイテムです。風邪薬などもそうだと思いますが、薬は体質に合うものを長年使っている方も多いのではないでしょうか。
海外のものは目薬の容器が大きめで、ポーチに入れるとかさばります。イメージとしては、眼科で処方される目薬を大きくした感じ。歯ブラシと同じく毎日使うアイテムなので、防腐剤フリーかつ携帯しやすいスクエア型のものを、一時帰国の際に大量購入。
無添加のだしパック
海外の日本食材店やアジア食材店の和食コーナーでは、顆粒だしはよく見かけるものの、無添加のだしパックはあまり見かけません。水は違えど、和食の基本はお出汁。おいしい出汁がとれなければ、おいしい料理を作ることはできません。
かつおぶしやいわし、昆布の旨みがギュッと詰まった「茅の舎のだし」は必須アイテムです。羽田・成田のどちらにも出店しているので、飛行機に乗る前には必ずゲット!
メイド・イン・ジャパンのコスメ
多くの海外在住の日本人女性たちと同じく、筆者もコスメは国産のものが好きです。日本人の肌質に合ったファンデーション、日本人の目元や唇を美しく見せてくれる、主張しすぎない色合いのアイシャドウにリップカラー。繊細なラインが描けるアイライナーに、塗りやすいマスカラなどなど。コスメは一時帰国の際に買い求めますが、化粧水や乳液などに関しては、現地で購入できる植物由来のものを使っています。
以上が筆者の帰国マストアイテムとなりますが、ほかの海外在住者だと「サイズやデザインの関係から、服や下着は日本で調達」「使い慣れているものがいいので、和食用の調味料はなるべく日本で調達」など、多少異なります。
どこで暮らすことになろうとも、使い慣れているものが心地よく感じるのでしょうね。最後に一点、海外では大好物のたらこになかなか出会えないこともあるため、いつでもたらこ味が楽しめるスパゲティーソースも、必ず持ち帰るアイテムです!
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