常に進化し続ける東京。スタイリッシュなカフェもいいけれど、飾らない雰囲気の純喫茶は時に疲れた心をほっとさせてくれるもの。

今回は、昭和にタイムスリップしたような気分になれる都内の純喫茶3店をご紹介しましょう。

【四谷】コーヒー・ロン

四谷駅から歩いて2分ほど、創業50年を迎えようとする老舗「コーヒー・ロン」。コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物。

外観はスタイリッシュですが、店内は古き良き時代を感じられる空間。木目調の壁や床、深い赤の椅子が独特の大人の雰囲気を醸し出しています。

芸術的な美しさを感じる、二階へに続く螺旋階段。大阪芸術大学を手がけられた有名な建築家・高橋靗一氏が設計したのだそう。

吹き抜けの造りとなっているのが特徴。灰皿には消臭効果のあるコーヒーを淹れた後の豆のカスが入れてあります。BGMにはビートルズが流れ、まるで昭和にタイムスリップしたような気分に。

【神保町】さぼうる２

神保町駅すぐ近くにある、老舗純喫茶「さぼうる2」。時代の流れを感じる椅子やテーブルが配され、懐かしさたっぷりの空間。

木のぬくもり溢れる山小屋風の店内。レンガの壁などには至るところに落書きがあり、創業昭和30年以来長年に渡って愛され続けているのがわかります。

「さぼうる2」名物のナポリタン。並でもこのてんこ盛りはお腹が空いている時にはうれしいところ。柔らかい麺、野菜やハム、ケチャップのバランスが絶妙で、正しい喫茶店のナポリタンの味わい。

【新宿】珈琲ピース

新宿駅、小田急ハルクの1階にある昭和30年の創業の老舗「珈琲ピース」。新宿西口に来たことがある人ならば一度は見たことがあるのではないでしょうか？

かなりゆったりとした店内。椅子、テーブルから内装の全てが昭和から時が止まったようなノスタルジックな雰囲気。懐かしさ溢れる空間にほっと落ち着けます。

古き良き昭和の香りが今なお続く純喫茶。忙しい毎日で疲れてしまった時は、飾らない雰囲気でほっと寛いでみませんか？

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Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。