(C) Director Mise
正直なところ、あまり期待していない機内食。「おお、これは!」と思うような機内食に巡り合ったことがないためもあります。ところが、北米行きANAのエコノミーの機内食がイケていました。みなさまと情報をシェアしたいと思います。
シカゴ行きのディナーのメニュー(エコノミークラス)
(C) Producer Hiroe
羽田発〜シカゴ行きのフライト。メニューを眺めると、メニューAは「海の幸丼」。蟹に帆立、鮭までのって美味しそう。カロリー表示までされています。トータルで689キロカロリー。なかなかヘルシーですね。
(C) Producer Hiroe
メニューBは、「ANAオリジナルチキンカレー」。食欲がない時でも、カレーなら食べられるという人が多いのではないでしょうか。2017年12月~2018年2月まで、Bは「ANAオリジナルチキンカレー」で固定なので人気メニューかもしれませんね。
カレーはカロリーが高めで、909キロカロリー。それでも大人の1日の必要摂取カロリー(オフィスワーカー30-40代)が、1,800 〜 2,300キロカロリーと言われていますので、2食提供される機内食ではちょうど良いのではないでしょうか。
2018年1月のメニュー(羽田発〜シカゴ行きのフライト)
(C) ANA
メニュー構成は月代わりで、機内食とドリンクは事前に確認できます。
>>>国際線サービス 機内食/ドリンク メニュー|ANA
ドリンクメニューは、ジュースやソーダ類のほか、ワイン、ビール。日本酒の提供(「一ノ蔵特別純米酒辛口」)が開始されています。こちらも試してみたいですね。「香るかぼす(蜂蜜入り)」や「茅の舎野菜だしスープ」なども気になります。
2017年12月~2018年2月のメニューは、A.海の幸丼、B.ANAオリジナルチキンカレー。メニューを見る限り、ちょっと期待できる気がしますね。
「ANAオリジナルチキンカレー」をチョイス
(C) Producer Hiroe
メニューと同じ様子で出てきました(当たり前?)。さすが日系、機内食好きの日本人の心をつかむビジュアルです。
写真左から右回りに
●ペンネサラダ(ポークロースハム/オクラ添え)
●中巻き(太巻き?)/枝豆/パンプキンサラダ
●ミックスリーフサラダ(和風ドレッシング)
●夕張メロンラングドシャ
●クラッカーとクリームチーズ
色とりどりで機内食とは思えませんね。サラダが葉っぱだけではなく、コーンや人参、トマトが入った「きちんとしたサラダ」なのも嬉しいです。カレーにも野菜のトッピング。心遣いを感じますね。
個人的に心惹かれたのは、小物の充実ぶり。Kiriのクリームチーズにクラッカー、枝豆などは、ビールやワインのつまみになりますし、ちょこちょこ色々なものが入っているのに、女性は弱いのです。
しかも、【夕張メロンラングドシャ】のお菓子つき。食後には一口甘いものの気配り。2017年12月1日~2018年2月28日の間、期間限定「北海道の旬」をテーマに日本発欧米路線で提供されています。
北のパティシエがこだわりの原料と熟練の技でさっくりとした食感に焼き上げた生地と、夕張メロン果汁を使用したチョコレートをはさんで仕上げたラングドシャです。
機内食にこめた搭乗客への愛を感じますね。
デザートはハーゲンダッツ
(C) Producer Hiroe
デザートは、ハーゲンダッツのアイスクリーム。大人だって、アイスクリームは大好き。思わず、「やった!」とニッコリ。小さな幸せを感じますね。
シカゴ行きのブレックファストのメニュー(エコノミークラス)
(C) ANA
満足だったディナー。ブレックファストにも期待が持てそうです。
メニューを見て好感が持てるのが、彩のきれいなこと。視覚からも、ご馳走感が味わえます。さっぱりするフルーツとヨーグルトも嬉しいですね。ANAは女性受けするメニューに力を入れているようです。
メニューA 紅鮭の彩ご飯
(C) Director Mise
まず、メニューA 「紅鮭の彩ご飯」。これから北米でおコメを食べる機会がないかもしれない・・と心細く思っていたあなたの気持ちを察するかのようなゴハンもの。アメリカ上陸前に、和食を心置きなく食べておきたいものです。
デザートは、生乳仕立て「筑波山麓ヨーグルト」。日本を遠く後にして、「筑波山麓」の郷愁にグッと来ますね。
メニューB パンケーキとポーチドエッグ
(C) Producer Hiroe
いまだ、パンケーキは人気です。パンケーキにポーチドエッグという、ホテルの朝食のような豪華さ。
機内食に力を入れているANA
(C)ANA
2017年7月4日から8月6日の約1か月間に行われた「機内食総選挙2017」。SNSからの投票によって、和食・洋食それぞれ上位2位に選ばれたメニューは、2017年12月以降日本発便の国際線プレミアムエコノミーとエコノミークラスで実際に提供されています。日本発北米行きの12月は、1位の「牛すきやき丼」でした。LCCとの競争が激しい中、機内食で乗客を引きつけようとしていますね。機内食ファンには、嬉しいサービスです。
海外ページやTwitter投票などを合わせた総投票数は21, 012票
~和食~
第1位 牛すきやき丼 3,518票
第2位 とろとろ玉子の鰻玉丼 3,272票
第3位 鶏出汁ご飯 チャーシューのせ 2,166票
第4位 焼き鳥丼 1,681票
~洋食~
第1位 ビーフシチューとオムライス 4,084票
第2位 赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ 2,859票
第3位 洋食屋さんのカツカレー 2,394票
第4位 ビーフカレー 1,038票
以上により、今年は上位2位までのメニューを採用し、 2017年12月より国際線エコノミークラス(一部路線) の機内食メニューで提供
和食、洋食 各上位2位
<和食>『牛すきやき丼』、『とろとろ玉子の鰻玉丼』
<洋食>『ビーフシチューとオムライス』、『赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ』
スカイトラックス社(Skytrax)「エコノミークラスの評価が高い航空会社(World’s Best Economy Class Airlines)」では、ANAが2016年9位、2017年8位と2年連続ベスト10に選ばれています。
ファーストやビジネスクラスに力を入れるエアラインが多い中、エコノミークラスを大切にしてくれるANAに好感度が高まりますね。
記事協力
Producer Hiroe & Director Mise