(C)北川菜々子
外国人観光客が年々増加する日本。日本に興味を持つひとつの理由は日本の「モノ」にあるのではないでしょうか。日本の可愛いモノや伝統工芸のモノ、そして美味しいモノや便利なモノは、筆者の住むフランスでは、日本を訪れてみたい動機のひとつになっているように思います。
それでは、実際にどのようなモノがフランス人を惹きつけたのでしょうか。筆者や在仏の日本人が実際にフランス人に贈ってみて喜ばれた日本土産10選をご紹介します。
抹茶のお菓子
「抹茶は苦いので、例えお菓子であっても外国人には厳しいのでは」と思いがちですが、意外にフランス人に喜ばれたのが、抹茶のお菓子。抹茶のクッキー、抹茶のチョコレートなどが、苦味と甘みがマッチして美味しいと好評でした。
手ぬぐい
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手ぬぐいは和のデザインからポップなデザインまで、多種多様にあります。手ぬぐいの色使いも、粋なものからカラフルなものまで、日本人特有のセンスが感じられますね。日本の伝統文化を知ってもらうために手ぬぐいを贈ると、「とても美しい !」という言葉を毎回いただき喜ばれます。部屋に飾ってくれたフランス人も多く、意外にもフランスのインテリアに溶け込んでいましたよ。
入浴剤
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日本に興味を持つフランス人は、必ず温泉に行ってみたいと言います。温泉気分を自宅で味わえるのが入浴剤。日本のお土産として、入浴剤を贈ると喜ばれました。フランスには入浴剤はありますが、温泉の素はないからです。また薬草入りの入浴剤は、身体がポカポカ温まって、すごく効果があったと筆者の周りでは好評でした。
ウィスキー、梅酒、酒
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フランスでは、今ジャパニーズウィスキーが愛好家の間で大人気。ウィスキーは、一際喜ばれるお土産です。また、梅酒はアルコールが苦手なフランス人にも美味しいと飲んでもらえました。近年パリでは、お酒を試飲することができる機会も増えており、パリジャンに人気が出始めています。
マステなどの雑貨
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日本の雑貨の可愛らしさは、今やフランス人も注目をするほど。パリの雑貨店で「可愛い」と思う雑貨は日本からの輸入だったということは少なくはありません。マスキングテープやメモ帳、シールなど、雑貨好きなフランス人に贈ると喜ばれました。雑貨好きのフランス人にマステを贈ると、「いつか雑貨を買いに行くために日本に旅行してみたい」と興奮気味に話してくれました。
ジブリのグッズ
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毎年、ジブリのポップアップストアがパリに登場します。週末となれば、何時間待ちの長蛇の列ができるほど、ジブリはフランスでも大人気。ジブリの映画を見て、日本に興味を持つようになったというフランス人も少なくはありません。ジブリのグッズはフランスではなかなか手に入らないこともあり、お土産に贈ると喜ばれます。
温水洗浄便座
多くの日本の家には、温水洗浄便座が備わっていますが、フランスでは存在しません。フランス人にとって革命的とも言える温水洗浄便座は、ちょっと高価なお土産としても喜ばれるようです。
わさび、からしのスナック菓子
わさびやからしは、辛いもの好きなフランス人に人気です。わさびやからし入りのスナック菓子などは、お酒好きなフランス人に喜ばれます。
包丁
フランスの百貨店でも今和包丁を購入することができます。それほどまでに、日本の包丁の質の良さは、フランスでも認められているのです。料理好きな人であれば、一本は和包丁を持っておきたいというフランス人も多く、包丁はお土産としても人気があります。
日本茶
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日本のお茶を好むフランス人は年々増えてきているように思います。実際オーガニックのスーパーなどでは、緑茶だけでなく、ほうじ茶も置いてあるのを見かけるほど。筆者の周りでは、玄米茶、そして意外にもそば茶のお土産が好評でした。
意外なものはありましたか。日本のお土産は日本を知ってもらう一つの機会です。もし外国人にお土産を贈る機会があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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