おしゃれで個性的な空間も多く、近年人気が高まっているゲストハウス。実は、台湾でもスタイリッシュなゲストハウスが続々とオープンしているのです。ゲストハウスは、コストが安く抑えられる上、他の宿泊者と交流する機会もあるところが魅力。今回は、昨年末に台南にオープンしたばかりのゲストハウス「艸祭 Caoji Book inn」をチェックしてみましょう。

天井まで本がたくさん！

まずフロントから入って驚くのが、天井まで所狭しと並べられた大量の本！実はこちらのゲストハウスでは、泊まりながら読書が楽しめるのです。フロントのある1階部分に加え、宿泊エリアにも大きな本棚が置かれているので、好きな本を選んで、ソファやお部屋でゆっくり読書をすることができます。

また、フロントから真っすぐ奥へ進むと、地下へ降りる階段があり、絵画を鑑賞できるエリアになっています。絵画エリアの上は書斎のような場所になっていて、こちらでも読書を楽しむことができます。ここはフロント・宿泊エリアのいずれとも少し分離した空間になっているので、静かで落ち着いた雰囲気の中、芸術を楽しみたい方におすすめです。

宿泊エリアのプライバシーもバッチリ

宿泊エリアに入るには、チェックイン時に受け取るカードキーが必要になっています。お部屋は、男女混合ドミトリー、女性用ドミトリー、女性2人・6人部屋の他に、仲の良い友達同士で宿泊できる男女混合4人部屋があり、1人での旅行はもちろん、友達同士での旅行にもぴったりです。

ドミトリーは一部屋のベッド数が多く、カプセルホテルのようになっていますが、すべてカーテン付きでプライバシーが確保されているので安心です。

シャワー・洗面コーナーは男女別

シャワー・トイレ・洗面コーナーは、すべて男女別になっているので、女性の方も安心。海外では、シャワールームと脱衣所が一体になっていることも多いですが、こちらは脱衣所とシャワーコーナーが仕切られていました。

各シャワールームには、シャンプー・コンディショナー・ボディソープも完備されています。

洗面コーナーには、綿棒やコットンなどのアメニティだけでなく、化粧水や乳液、クレンジングまで置かれているという徹底ぶり。女性には嬉しい心遣いですね。

お部屋のアメニティも充実

ドミトリータイプのお部屋には、読書灯やコンセントが完備されているほか、耳栓やハンガー、シャワーへ行く際に役立つミニバッグが揃っていて充実。ベッドの脇にバッグなどを置けるスペースもあり、狭く感じることもありませんでした。

個性的なコンセプトに加え、アメニティや設備などに、女性オーナーさんならではの細かな心配りが感じられる「艸祭」。台南にお越しの際は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

[All Photos by risa imai]

いまいりさ

risa imai ライター

台湾関連を中心としたライター兼翻訳者。台湾の文化や少しコアな観光地などを中心に発信しています。台湾に流れるちょっぴりゆるい空気とあたたかい人たちが大好き。旅行は街歩きよりも自然派です。