マレーシアの本当の姿に会いに行く!セランゴール州を旅したい3つの理由

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Feb 25th, 2018

マレーシアの本当の姿に会えるセランゴール。クアラルンプールの通勤圏でありながら、大都会とは一味違うディープな魅力があります。絶景のブルーモスク、バトゥ洞窟、ウユニ塩湖のような景観を楽しめるスカイミラーなど、セランゴールの見どころをご紹介。

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

セランゴール州

マレーシアは現在、日本人の移住先として人気ですよね。筆者が取材で訪れたときにも、何人かの日本人移住者と現地のスーパーマーケットで会いました。年間でマレーシアに訪れる日本人も、413,768人(2016年)とかなりの数に及んでいます。「行ったことある」「これから行く」という人も少なくないと思います。

そんなマレーシアの在住者から、セランゴール州の魅力を日本人に伝えてもらいたいという連絡が来ました。「セランゴール?」と聞き覚えのない地名にクエスチョンマークが浮かびましたが、地図を広げてみるとなんと既に訪れた経験のある場所・・・。

さらに手元の資料を調べてみるほど、マレーシア旅行ではぜひとも深掘りしておきたい旅行地だと分かってきます。そこで今回は日本人がクアラルンプールに訪れる際に、セランゴールを旅して周りたい理由を考えてみました。

 

理由その1:片道1時間で「本物」のマレーシアに行ける

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

クアラルンプール

クアラルンプールは疑いのない大都会です。日本の建設会社が片側を担当したというペトロナスツインタワーはうわさにたがわぬ迫力ですし、KLタワー、KL鉄道駅、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル、KL最古のモスクであるマスジッドジャメなども観光客の目を楽しませてくれますよね。PAVILIONでの買い物も楽しく、どれも本物のマレーシア体験なのですが、目に入る商品や人々の暮らしはどこか人工的で、他の大都市とどこか似通っています。

その国の「本当」の姿を見るためにはやはり地方部に行く必要がありますし、マレーシアも例外ではありません。ただ、地方部は移動が大変というデメリットがありますよね。東京や大阪などに暮らす人は国内の地方部ですら行かないのに、まして異国の地方にはスケジュール的にも予算的にも足を延ばせません。

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

その点、セランゴールは便利な旅先になります。マレーシアの地図を見れば分かる通り、クアラルンプールを取り囲むドーナッツのように存在する州で、西端はマラッカ海峡に面する海岸線が続き、そこかしこに大自然が残っています。

それでいて、同州のサイバージャヤにマンションを持つマレーシア人の友人に聞くと、クアラルンプールへの通勤圏として鉄道、高速道路などが大いに発展しており、とにかく交通の便がいいのだとか。

さらに言えば、多くの日本人が入国に利用するクアラルンプール国際空港(KLIA)も実はクアラルンプールではなく、セランゴール州にあります。入国や帰国の移動のタイミングで1日、ないしは2日はセランゴール州で過ごすと、クアラルンプールの大都会とはまた違う「本物」のマレーシアが楽しめるはずです。

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

 

理由その2:自然や文化を楽しめる観光地がたくさん

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

スルタンサラフディンアブドゥルアジズシャーモスク

セランゴールにマンションを持つ上述の友人によれば、そもそも同州は高度な教育を受けた国民が多く暮らすエリアで、域内のGDPも国全体の22.7%に達するほど豊かににぎわっていると言います。

ショッピングモールもたくさん存在し、商業施設、国際サーキットなど都会的な名所も多いようですが、一方でマレーシア本来の自然や文化を楽しめる観光名所も豊富に存在します。現地で正式なライセンスを持った通訳ガイドの知人に聞くと、例えば、

・スルタンサラフディンアブドゥルアジズシャーモスク

・バトゥ洞窟

・クアラセランゴールのホタル観賞とスカイミラー

などが代表例として挙げられるそう。スルタンサラフディンアブドゥルアジズシャーモスクは別名ブルーモスクと呼ばれ、高さ106m、横幅51mの巨大で美しい光景を楽しませてくれます。

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

バトゥ洞窟

バトゥ洞窟はTABIZINEの過去記事「巨大でカラフルで神秘的。いろいろスゴい聖地、バトゥ洞窟【マレーシア】」でも取り上げた洞窟のお寺で、高さ42mある世界最大の金箔ムルガン像と、お寺に通じる272段の階段が有名です。ムルガン像とはヒンドゥー教の軍神ですね。

日本の外務省によるとマレーシア人の宗教はイスラム教(61%)、仏教(20%)、儒教・道教(1.0%)、ヒンドゥー教(6.0%)、キリスト教(9.0%)となっているそう。多民族国家、他宗教国家を感じさせてくれる文化遺跡だと言えます。

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スカイミラー

その他にはスカイミラーと言って、新月と満月の時期に現れる浅瀬に空が映り込み、ウユニ塩湖のような景観を楽しめる観光スポットも人気だとか。近くにはホタルの楽しめるスポットもあり、日本ではなかなか見られないようなホタルの群生も楽しめると言います。

筆者も今でこそ地方部に暮らしていますのでホタルを毎年日常の光景の中で見ていますが、都市に暮らしているとなかなかチャンスはないですよね。異国で眺めるホタルも、また格別です。

 

理由その3:ホームステイも充実している

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セランゴールの農地

TABIZIENの過去記事「マレーシアホームステイだからこそ聞けた面白すぎる軒先話」でも紹介した通り、現在マレーシアはホームステイに力を入れています。ホームステイと聞くと留学か何かをイメージしてしまいますが、日本語で言えば民泊に近いイメージ。農村部や海辺の村のローカルハウスに宿泊する旅の形で、クアラルンプールの一流ホテルにはない楽しみがあります。

さすがに滞在中、全てホームステイとなるとハードルが上がってしまいますが、サイドトリップの一環としてセランゴールに足を延ばし、その日はホームステイにチャレンジしてみると楽しいかも。

【マレーシア】KLに行くならセランゴール州も旅したい3つの理由

ホームステイには村の伝統の結婚式を眺めたり、農作業を体験したり、ヤシの実を収穫したり、マレーシアの武術を習ったり、郷土料理を堪能したりと、ホテルステイでは味わえないサービスが待っています。そのような体験をクアラルンプールから1時間程度の距離で楽しめるのですから、ぜひとも旅のプログラムに組み込んでおきたいですね。

 

以上、マレーシアの首都、クアラルンプールを取り囲むように広がるセランゴール州の魅力を紹介しましたが、いかがでしたか? セランゴール州の中にはクアラルンプールのみならず、プトラジャヤという地域も孤島のように存在しています。プトラジャヤは政府機関が林立するエリアで、美しいモスクもあります。併せて訪れてみてくださいね。

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プトラジャヤのモスクのシルエット

 

[マレーシア – 外務省]
[マレーシアの基礎データ – 日本政府観光局]
[MALAYSIA CENTRAL REGION – Tourism Malaysia, Ministry of Tourism and Culture, Malaysia]
[Photos by Masayoshi Sakamoto and in shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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