日本人が感じたこと
土壌が違うからか品種が違うからか、野菜は日本に比べて味が濃いものが多いように思います。それはうれしいことなのですが、筆者としては、大好きなセロリがしょっぱいのが残念でした。
また、鶏肉や豚肉が、調理しても独特の臭いがするように感じていました。友人たちに話したら首をかしげていましたが。もちろん日本の鶏肉や豚肉にも癖がありますが、日本のものの方が食べやすいと感じた次第です。個人的な話ですが。
日本食のファーストフード店で、日本円にしたら割高な「おにぎり」を買ったら、お米に芯が残っていたことがあり、もの悲しい気分になったという経験もあります。
コロンビア人が感じたこと
先ほど、食材の味が違うと書きましたが、これは他国の人も感じているようです。
コロンビア人にとって、アヒアコという鶏肉とじゃがいもを使ったクリームスープは、大切な郷土料理だそうです。母国の味が恋しくなって、イギリスでも作ってみた友人が、どうしても同じ味が出せないんだと言っていました。
また一緒にロンドンのスタバでコーヒーを飲んだときのこと。店内には、コロンビアのコーヒー畑の写真が飾られていました。それを見つめながら、「あー、味が全然違う・・・。コロンビアのコーヒーが恋しい」と。
ああ、やはり遠く離れたイギリスではコーヒーの味も水のせいなのか、変わってしまうのだなあと思いながら、コロンビアでフレッシュなコーヒーを飲んでみたい!とも思いました。
イタリア人が感じたこと
コーヒーの味が違うと感じたのは、南米人だけではありません。国の位置的には同じヨーロッパですぐ近くにあるように思える、イタリア人も言っていました。イギリスにはイタリアンコーヒーの有名チェーン店があるのですが、みな一様に、ちょっと風味が違うんだよなあと言っていました。
もちろん、パスタに関しても、カジュアルなレストランで食べると茹で加減やら何やら全然違うと言っていました。あるイタリア人は、バイト先のイタリアンレストランに、パスタを茹でる際、沸騰した後に入れるべき塩を沸騰前に入れてしまうシェフがいるんだと憤慨していました。なかなかイタリア人以外にとっては細かすぎるように思えてしまう怒りポイントです。
ブラジル人が感じたこと
イギリスでは、外食時に一人分として提供される量が、日本の1.5倍くらいあるように思います。これは日本人だからそう感じるのかなあと思っていましたが、ブラジル人が、「イギリスでは一人分が多くて!」と苦笑していて、ブラジルより多いのかとびっくりした次第です。
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