イギリス ノリッチ大聖堂
(c)Shio Narumi
イギリス東部ノリッチにある大聖堂は、宗教画が描かれたステンドグラスに彩られています。その一角に、同じ型を使いながらも一際目を引くステンドグラスがあります。
(c)Shio Narumi
(c)Shio Narumi
このステンドグラス3点が設置されたのはごく最近の2014年とのこと。イギリスの抽象画家ジョン・マクレーンによるデザインです。垂直ではなく少し傾いた縦線で動きを出したそうです。よく見ると、色使いだけでなく、四分円の位置や縦線の傾きなど少しずつデザインが違います。
観光ガイドしてくれたスタッフによれば、当時このモダンなデザインが物議をかもしたということですが、個人的には建物内で最も心に残ったので大正解だと思います。
イギリス コヴェントリー大聖堂
たくさんのステンドグラスが並ぶ様子に圧倒されます。
1940年に空襲で破壊された洗礼堂が再建される際、この200枚近いステンドグラスが壁一面にはめ込まれました。デザインを手がけた画家・版画家のジョン・パイパーとガラス画家パトリック・レインティエンズの共作です。
全体としての色の移り変わりが見事ですが、一枚一枚のデザインもそれぞれ味わい深いです。巨大マンションに住むそれぞれの家庭というイメージが思い浮かべました。
アメリカ サンクスギビング・スクエアのチャペル
今度は、渦巻きです。
ところかわって、こちらはアメリカのテキサス州はダラスです。1976年にフランスの芸術家ガブリエル・ロワールに設計されたもので、螺旋状の天井に、水平に設置されたステンドグラスの中では世界最大級のものも含まれているとか。
なんと22mmという厚さです。上にいくほどに明るくあたたかい色合いになっていて、人生を表現しているそうです。上向きの人生になりますように!
[Cathedral.org]
[Coventry Live]
[Thanks-Giving Square]
[Photos by shutterstock.com]