先生が眼鏡の上から望遠レンズを装着
先生が眼鏡の上から両眼にレンズを装着したのにびっくりしました。この写真より、レンズの直径があり、高さもなく、牛乳瓶の底のような眼鏡といった感じのものでしたがハイテクな印象でした。おそらく望遠レンズのようなもので、口の中がよく見えるのだと思います。
日本での診察では、常々、そんな距離でちゃんと見えているんだろうかと疑問に思っていたので、よく患部が見えそうでいいなと思いました。
レントゲンは席で撮る
望遠レンズで診察の結果、虫歯らしき箇所がみつかったということでレントゲンを撮ることになりました。レントゲン室に移動かなと思っていたら、席に座ったままの撮影と知りびっくり。レフ版のようなものを持たされて、口を開けカメラを待ちました。目を護る眼鏡をかけられず、どれだけ光るのか不安でしたが、口の外に光が漏れることもなく、きちんと写真が撮れていました。
虫歯治療にセメントを使う
虫歯治療で穴が開いたところを埋めるのに、セメントかセラミックの2択の中、セメントを選択しました。セメントは場所によっては2年くらいしかもたないこともあるそうですが、もっと長持ちしそうだと言われました。
歯に使うものだから、セメントといっても色は白いのだろうなと思っていました。奥歯の歯と歯の間の目立たない場所ですが、後からみたらまさかの濃いグレーです。ザラザラなだけにフロスを使うと糸がよく切れます。
うがいの水の温度が高め
日本の歯医者さんのうがいの水は、ぬるま湯が多いと思います。ドイツでは口に含んだ瞬間かなり温かいという違和感が。少なくともお風呂くらいの温度はあります。
気になる治療の料金は?
ドイツでは国民健康保険に加入していましたが、詰め物の料金は保険適用外と言われ、緊張がはしります。
しかし詰め物の金属を持って行っていたので、自費治療とはいえたったの25ユーロ(約3265円)でした。これが、詰め物が無かったり、適合しないでやり直していたりしたら400〜600ユーロ(約52,240〜78,360円)かかっていたそうです!
また詰め物ではなく、被せであれば保険適用だとうかがいました。
そしてセメントの虫歯の治療は保険適用でなんと無料! 5〜6年はもつという保険適用外のプラスチックなら90ユーロ(約11,754円)程度だったそうです。
いずれも筆者の歯の状況による見積もりでしたが、料金体系が複雑だなと感じました。日本よりずっと技術が進んでいるかどうかはさておき、治療の際痛みを感じることもなくほっと一安心でした。
※1ユーロあたり約130.6円で計算しています(2018年5月19日現在)
[All Photos by shutterstock.com]