長崎県長崎市 眼鏡橋
色合いといい、質感といい、これぞイメージ通りのめがね橋!名前もズバリ「眼鏡橋」。1634年につくられた、歴史あるアーチ式石橋です。日本三名橋と讃えられる、国の重要文化財になっています。近年、水害対策で改修工事をした際に、護岸にハート型の石が20個埋め込まれたそうです。みつけるといいことがあるとか。
東京千代田区 二重橋
宮中の公式行事のときだけ使われるという皇居外苑の橋です。東京メトロの駅名でも知られる二重橋、名前の由来をご存知ですか?奥の「正門鉄橋」と手前の「正門石橋」が二重にかかっているのですが、そのせいではなくて、奥の橋が補強のため二重構造になっていたからだそうです。まんまるのめがねではなく、猫目のようなラグビー型ですね。
群馬県安中市 碓氷第三橋梁
(c)Shio Narumi
めがね橋といったら小さな川にかかるような可憐なイメージですが、こちらは山間にそびえる鉄道橋です。煉瓦でつくられたアーチ橋としては、長さ91m、高さ31mと日本最大級のこちら。1892年に完成した126年前のものです。国の重要文化財に指定されています。既に廃線になっているので、橋の上は遊歩道になっていて、歩くことができます。
沖縄県那覇市 天女橋
沖縄が琉球王国と呼ばれていたころ、1502年にかけられたというその名も優美な橋です。琉球石灰岩で出来ていて、中国南部特有の駱駝の背に似た形をしています。めがね橋に分類されていますが、片眼鏡ですね。手すりである勾欄には蓮の実の彫刻があるそうです。首里城公園にあり、国指定重要文化財となっています。
北海道上士幌町 タウシュベツ川橋梁
旧国鉄士幌線のコンクリート高架橋。ローマ水道のような形で、日本ではないような光景です。夏が来ると人工の糠平湖の水が増えてきて、めがね橋になります。これは今年2018年6月5日の写真で、水位は橋の4割ほど。5割まで来るとめがねは真ん丸になります。湖の底へと沈む時期もあり、一年中みることのできない幻の橋。凍結や地震で崩壊が進んでいるそうで、完全に幻になる前に会いに行きたい橋です。