トルコは世界三大料理の一つに入れられるくらいの美食大国。食事などで食べる料理だけでなく、実は甘いもの、スイーツも美味しい国なんです。チョコレートやアイス、そしてトルコの伝統菓子まで、全部制覇したいくらい!
今回は、その中から筆者が厳選した行ったら食べて欲しい6選を紹介します。
トルコチョコレート(Türk çikolatası)
実はトルコはチョコレートがとってもおいしい国。あの日本でも有名なチョコレートメーカーの「GODIVA(ゴディバ)」は、トルコのチョコレート会社「ULKER(ウルケル)」が買収したことで、トルコの会社になりました。それくらい「チョコレート」が美味しい国なんです。
実際、トルコのチョコは今まで食べてきた中でピカ一のおいしさ!カカオの濃厚な風味にKOされちゃいます。街中にはチョコレート専門店だってあります。トルコに来たら、まずはチョコを食べて!
ドンドゥルマ(Dondurma)
トルコのアイス「ドンドゥルマ」と言えば、のび~ることで有名。なぜ伸びるのかというと、「サーレップ」というトルコで自生するラン科オルキス属の植物の塊根を乾燥して粉砕した液を使っているから。これに砂糖と羊乳を混ぜて凍らせたのが「ドンドゥルマ」なのです。
実際に食べてみると、ねっとりした食感。田舎の観光地で食べるとたった5TL (約125円)で食べられますし、売店やスーパーにも売っています。
バクラヴァ(Baklava)
「バクラヴァ」パイ生地に、ピスタチオなどのナッツ類を挟んで何層にも重ねて焼き上げ、シロップをかけた甘いお菓子。ただでさえ甘いパイの上に、シロップをたっぷりかけているので、半端なく甘い!
一口目はその甘さに躊躇するのですが、何故かクセになり、ついつい食べてしまう魅惑の味なのです。中にいれる具材や形はさまざまですが、おススメは定番のピスタチオです。
ロクム(Lokum)
バクラヴァに続くトルコのお菓子と言えば「ロクム」です。デンプンと砂糖にナッツを入れて作られ、日本の寒天菓子みたいな感じのお菓子です。こちらもとにかく甘い!様々な種類が作られていて、見た目も鮮やかなのでお土産に喜ばれそうです。
あるホテルで提供された薔薇の花びらをまとったロクムは美しくてため息ものでした。味は・・・でしたが(笑)。
チャイ(Çay)
「チャイ」はトルコでよく飲まれている紅茶のことで、温かい濃いめのストレートティーです。一般的にはチャイダンルックと言われる2段重ねのポットを用いて濃いめに淹れられ、それを専用のグラスに注いで飲まれます。
トルコの方たちはこれにテンサイ糖を入れて甘く飲むようです。街のあちこちのカフェでチャイを飲んでいる姿を見れるのもトルコならではの光景。
トルココーヒー(Türk Kahvesi)
「トルココーヒー」は、トルコ独特のコーヒーの淹れ方のこと。2013年にユネスコの無形文化遺産に「トルココーヒーと文化と伝統」が登録されました。作り方は粉状にしたコーヒーを入れた後に水から煮立てて、上澄みだけを小さなカップに入れて飲みます。
ジェズヴェと呼ぶコーヒー用の鍋を用いて作られ、コーヒーと砂糖の割合は1対1なのが一般的なようですが、専用のコーヒーの粉はスーパーなどで簡単に入手できます。
実はスイーツ大国のトルコ!
「トルコ人は甘いものが好きなのか?」と思うほど、売店やスーパーには甘いお菓子がたくさんあふれ、繁華街にはスイーツの専門店が並んでいます。めちゃくちゃ甘いものから、塩気のあるクッキーまで、よりどりみどりなんです。
今回は紹介できませんでしたが、塩味のヨーグルトドリンク「アイラン(Ayran)」も、最初はびっくりしますが、なぜかクセになり何度も飲みたくなる美味しさです。
トルコに行ったら美味しい料理も食べつつ、甘いスイーツやドリンクも試してみてくださいね。
[All Photos by Kaori Simon]