旅の目的は「たったひとつ」で良い

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。

私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。

珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY（ワンストーリー）」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。

早起きが似合う夏の休日

夏野菜のフォカッチャ（イベント出店時）

遅くまで寝ているのが、もったいない夏の朝。起きたくない寒い冬やどんよりした春とは違う、何か良いことがありそうな朝。

次第に明るくなってくる夏の空。
嬉しそうにさえずる鳥の声。
気温の上昇を感じる、空気の動き。
機嫌良く目覚めた、予定のない休日。
さて、今日は何をしましょうか。

休日だけの朝ごはんカフェ

早起きをするのなら、行ってみたいカフェがあります。土日祝の休日のみ営業する、朝ごはんカフェ。長野県大町市の森の中、北アルプス山麓で朝ごはん。今夏最高の朝ごはんが期待出来そうですよ。

自家製尽くしの森の朝ごはん

森の朝ごはん（天然酵母の自家製丸パン・平飼い卵と自家製ベーコンのスキレット料理・自家製ジャム＆ヨーグルト・手焙煎コーヒー もしくは 紅茶）1000円

ちゃんと早起きした人だけが食べられる、森の朝ごはん。４席ほどのこじんまりした広さも、ガヤガヤしたくない気分にピッタリ。

もっちりずっしりした自家製の丸パン。
自家製ベーコンのベーコンエッグ。
そして美味しいコーヒー。
自家製ジャム付きのヨーグルト。

さらに北アルプス山麓の景色、森の空気がプラスアルファ。夏の贅沢って、こういうこと。猫店員さんも待機中。あなたと遊んでくれるかもしれませんよ。

今回のたったひとつは、北アルプス山麓にある森のカフェ「HÜTTE muumuu　ヒュッテムームー」の朝ごはん。小さなカフェなので、売り切れ終了の憂き目にあわないために、予約の上の来店がオススメ。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢いたいためなのです。

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。