おばんざい、懐石料理、和菓子とグルメの宝庫、京都。お上品な和食やインスタ映えスイーツを楽しむのも京都旅の醍醐味ですが、時には気取らない空間で普段のご飯を味わいたくなることはないでしょうか?
今回は昼酒・立ち飲みを堪能したい時にピッタリな、京都を代表する大衆酒場の聖地「たつみ」をご紹介しましょう。
昭和の面影が残る、京都を代表する大衆酒場
河原町通と寺町通の間にある裏寺エリアに佇む、創業昭和43年の「たつみ」。多くの観光客が行き交い、向かいには河原町OPAという10〜20代向けのファッションビルがある京都屈指の繁華街の中で、この一角だけ時が止まったかのような雰囲気が漂います。
情緒たっぷりの空間そのものが肴になりそうな立ち飲みスペース。お客さんはサラリーマン、京都女子、おひとりさまとさまざま。他にも椅子席や小上がり席も用意。
圧巻の短冊メニュー!
たつみを象徴するのが、店内の至る所に貼り巡らされたこの短冊メニュー。季節やその日ごとに内容が変わり、品数は常時100種類を超えるのだそう。
壁だけでなく冷蔵庫にもびっしりの短冊が。300円前後のメニューが多くコスパも抜群です。京野菜を使ったお料理も多く、京都ならではの味わいを気軽に堪能できるのもうれしいところ。
まずは、ハイボール(380円)で乾杯!ちなみにたつみはお昼からオープン。旅先での昼酒という至福の時間も楽しめますよ。背徳感さえもアテになり、お酒も一層おいしくなること間違いなし!
リーズナブルながらも丁寧に作られたお料理の数々
大きめのシラスが入った、大根おろし(180円)と、シャキシャキ感抜群の京都産モロッコインゲンのお浸し(280円)。さっぱり系の肴も充実。
万願寺とうがらしの焼き(380円)。甘味がしっかりとした滋味深いお味。
特製ダレと辛子でいただく、焼き豚(500円)はしっとり柔らか。ハイボールの最高のお供に!
胡椒がアクセントになった焼き鳥(380円)と、自家製きゅうりのどぼ漬(280円)。ちなみにどぼ漬けとは糠漬けのこと。
〆にピッタリなお豆腐の味噌汁(210円)。出汁が濃厚で胃に染み渡るおいしさ。
旅先で飲む昼酒は、非日常のゴキゲンなひと時。
次に京都を訪れた時は敢えて明るいうちから一杯楽しむという、大人旅の醍醐味を味わってみてはいかがでしょうか?
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住所 京都府京都市中京区裏寺町通四条上ル中之町572
電話 075-256-4821
営業時間
立呑み12:00~22:00
座敷、テーブル席12:00~21:00
定休日 木曜日
[All photos by Nao]