絶景などSNS映えや、体験に重きを置いた消費行動などの旅行スタイルが多様化する昨今、旅行関連のさまざまな新語・流行語が生まれています。阪急交通社がそんな旅行関連のワードの認知度を調査しました。
旅行関連の新語・流行語の認知度ランキング
最近は特別な体験を目的としたり、SNS映えを目的とした旅行が増えています。地域などから旅先を選ぶのではなく、どんな写真が撮れるのかといった観点から旅先を選ぶということも当たり前に。
そこで阪急交通社が近年生まれた、もしくは流行したワードに関する知名度、認知度、経験者数を調査しました。一度は耳にしたことがあるワードがあるのではないでしょうか?
有効回答数:
2206名(経験者、認知度調査における回答数)
223名(経験者に絞った設問における回答数)
調査期間:2018/6/13~2018/6/22
調査対象:全国、20代以上の男女
調査手法:Webアンケート
近年使われ始めた言葉、最近になって流行り始めた言葉などを10個リストアップし、それぞれについて、「実際に行ったこと、やったことがある」「何のことか知っている(行ったことややったことはない)」「聞いたことがあるが、何のことかよく知らない」「まったく知らない」のいずれかに当てはまるかどうかで調査を実施しました。
では、10位から順番に見ていきたいと思います。
10位 リミテッド絶景
調査の結果、7.7%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
一定期間、一定時間しか見られない絶景のことを「リミテッド絶景」といいます。今年のゴールデンウィークのトレンドとしてテレビ番組でも紹介されていました。
認知度では最下位となりましたが、言葉の意味を知った上で「行ってみたい or やってみたい」と答えた方の数は1位であり、近年の絶景人気ぶりが伺えますね。
9位 みんバケ
調査の結果、8.6%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
Airbnbですっかり有名になった民泊。日本でも住宅宿泊事業法(民泊新法)が2018年6月15日に施行され、法的な整備が整いつつあります。民泊を使った旅行のことを「みんバケ」と呼ぶそう。
8位 インフィニティプール
調査の結果、9.1%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
プールの縁から水が流れ、空や海とプールの水が混じり合うような光景を生み出すのが「インフィニティプール」。例えばシンガポールのマリーナベイ・サンズ57階にあるインフィニティプールが有名ですね。
7位 ルーフトップバー
調査の結果、10.9%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
屋上テラスでおしゃれにお酒が楽しめるのが「ルーフトップバー」。ビアガーデンよりも落ち着いた大人の雰囲気の中、セレブ気分も味わえると人気で。特に東南アジアで近年ブームになったと言われているそうです。
6位 ロングトレイル
調査の結果、12.5%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
長距離の自然歩道を歩くこと、もしくはそのような歩く旅が楽しめる道自体のことを「ロングトレイル」といいます。数十キロのコースから数百キロに及ぶコース(海外では千キロ以上のコースも!)があります。
5位 グランピング
調査の結果、26.7%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
グラマラス(魅惑的な)とキャンピング(野外での一時的な生活)を掛け合わせた言葉がグランピングです。自分でテントやキャンプ道具を持っていく必要がなく、現地のテントやコテージに宿泊して、アウトドアを贅沢に楽しむスタイルのことを意味します。
4位 VRアトラクション
調査の結果、39.0%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
バーチャル・リアリティ(仮想現実)が体験できるマシンが設置された施設を、「VRアトラクション」「VRテーマパーク」といいます。専用の装置を付けて、目前に広がる仮想の世界を舞台としたゲームや体験を楽しめます。
3位 ナイトプール
調査の結果、40.5%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
近年、女性を中心にSNS映えするスポットとして人気急上昇したナイトプール。その名の通り、夜営業するプールなので「ナイトプール」といいます。プールで泳ぐというよりも、写真を撮ったり雰囲気を楽しむというのがメインになっています。
2位 ミステリーツアー
調査の結果、48.4%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
旅行の目的を詳しく明かされないまま、当日を迎えるツアーを「ミステリーツアー」といいます。行き先がわからないまま連れていかれるドキドキ感や、行き先を推理する楽しさがありますね。
阪急交通社でもミステリーツアーを多数催行しているそうですよ。興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
1位 聖地巡礼(宗教的なものとは異なる)
調査の結果、54.2%の人が、この言葉の意味を知っているという結果に。
アニメや映画の舞台となった地を訪れる「聖地巡礼」の認知度が1位に。一度は聞いたことがあるキーワードではないでしょうか。
そして、実際に聖地巡礼したという方もいらっしゃるのでは?最近は、ネット上での盛り上がりや、自治体が積極的にアピールするなどの動きがあり、特にアニメの世界を中心に人気が高まっています。アニメや映画と同じ舞台に立つことによって、喜びや感動を味わえるのが、聖地巡礼の醍醐味のようですね。
調査の結果、「実際に行ったこと、やったことがある」「何のことか知っている(行ったことややったことはない)」の割合(認知されている割合)をグラフにしたのがこちら。
*「実際に行ったこと、やったことがある」「何のことか知っている(行ったことややったことはない)」の合計から算出
*聖地巡礼は宗教的なものとは異なるものとして調査
いかがでしたでしょうか。あなたの知っている言葉はいくつありましたか?
今後も新しい言葉が続々と生まれるかもしれませんね。今回紹介した言葉をテーマに、今までとは違う旅のスタイルを楽しんでみるのも面白いかもしれません。
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