次の旅行、どこへ行く?日本人に人気の海外旅行先ランキングBEST10

Posted by: 鳴海汐

掲載日: Oct 11th, 2018

次の海外旅行のディスティネーションはどこにしよう?そんなとき、日本人に人気の海外旅行先ランキングが参考になるかもしれません。最近は安近短のアジアが人気とは聞くけれど、実際は?気になるランキングを、日本政府観光局のデータからご紹介します。

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

ちょっと昔のデータになりますが、2000年の日本人の渡航目的の約81.8%が観光でした。それ以降の公表データはないのですが、今も多くが観光目的なのは変わらないでしょう。

「日本政府観光局(JNTO)各国・地域別 日本人訪問者数(2016年)」から日本人のリアルな人気旅行先を割り出します。

第10位 ドイツ 54万5013人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

ドイツがヨーロッパで唯一のランクイン。フランスよりも人気なのは意外かもしれませんが、2015年のパリのテロの前から欧州内で1、2を争っています。ドイツはビジネス目的が比較的多い国。とはいえ、日本人は大のロマンティック街道好きで、その主要6都市における外国人旅行者の中では、日本人観光客の数がダントツ1位という驚きの事実が!

第9位 インドネシア 54万5392人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

インドネシアといえば、エキゾチックでロマンチックなバリ。ヴィラでのゴージャスな滞在、世界遺産の棚田、民族舞踊のケチャダンス、可愛らしい雑貨など様々な魅力があります。ジャワ島の世界遺産のボロブドゥール遺跡も圧巻です。

第8位 香港 69万2529人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

飲茶、ショッピング、香港ディズニーランドで女子旅人気の高い香港。最近はLCC増便で、家族旅行や夫婦旅行としても選ばれています。洗練されたモダンなエリアから一歩路地に入るとアジアなエリアが広がる、エネルギッシュな街です。

第7位 ベトナム 74万0592人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

日本人の口に合う食べ物やキッチュな小物が人気のベトナムは、女性の支持が高め。ホーチミン、ハノイといった二大都市以外に、ダナン、フーコック、ニャチャンといったリゾート地も好評だとか。カンボジアとセットのツアーも増えているそうです。

第6位 シンガポール 78万3863人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

清潔で治安がよいシンガポールは、幅広い年代の支持を集めています。そのため家族旅行にもってこいで、三世代旅行にも選ばれているそう。テレビなどで取り上げられることも多い、マリーナベイサンズはインパクト大!レジャー施設の開発が進むセントーサ島も人気です。

第5位 タイ 143万9629人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

20年前、「タイは、若いうちに行け」のコピーが若者の胸に刺さりました。今も若者が、ずっと行ってみたかったと言って訪れるそうです。プーケット、パタヤなどのマリンリゾートはファミリーにも人気。ゴルフをする男性にもタイは好評です。

第4位 台湾 189万5702人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

近場で親日、治安良し。穏やかな気候でどこか懐かしい台湾は、女子旅にも家族旅行にも選ばれています。国内より安く上がることもあって、研修旅行で行ったことがある人もいるのでは?最近では、高校の海外修学旅行先としても一番人気なんだそうです。

第3位 大韓民国(韓国) 229万7893人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

週末に行って帰って来られる距離がうれしいお隣の国。韓流・K-POPといったカルチャーや韓国コスメ人気がけん引し、女子旅や母・娘旅にチョイスされています。また辛いものだけではない、韓国グルメの奥深さに、何度も足を運ぶ旅行者は多いはず。

第2位 中華人民共和国(中国) 258万7400人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

冬になると美しい、世界遺産「九寨溝」の青い五彩池が人気だそうです。中国に限っては、ビジネスユースも多そうですね。というのも、日本旅行業協会が調査の夏休み、GW、年末年始の旅行人気ランキングトップ10にほとんど入っていないから。2000年の時点では、約28.1%が短期商用業務のための渡航でした。今はもっと増えていそうな気がします。

第1位 アメリカ合衆国(米国) 357万6955人

日本人の海外旅行先ベスト10~意外なのか、予想通りなのか!?

※北マリアナ諸島(サイパン等)、グアム、米領サモア、プエルトリコ、米領バージン諸島などの地域への入域者が含まれる

内、ハワイ:148万7979人、グアム:74万5691人

堂々の1位はアメリカです。そして、この中で約41.6%を占めるのがハワイ。ファミリーにもカップルにも、全世代に大人気です。日本人には、ハワイのリゾート感を愛するDNAが流れているのでしょうか。

グアムも安くて近場のリゾートで、赤ちゃん連れで行く人も多いですね。アメリカ全体の中では、20.8%を占めます。グアム単体でも7位に入るほどです。

アメリカ本土では、ニューヨーク、ディズニーUSA、オーロラ目的のアラスカがファミリー層に好評です。最近は日本人選手を応援のスポーツ観戦ツアーも。本土単体なら6位ですが、距離の割に人気です。

みなさんにとって、このランキング結果は意外だったでしょうか?それとも予想通りだったでしょうか? 今後のディスティネーションの参考になれば幸いです。

出典
[日本政府観光局(JNTO)各国・地域別 日本人訪問者数 [日本から各国・地域への到着者数(2012年~2016年)]

参考
[法務省 第7表  渡航先別  渡航目的別  日本人出国者数]
[一般社団法人日本旅行業協会 旅行動向調査(人気ランキング)]
[日本観光研究学会 機関紙 研究ノート]
[トラベルボイス]
[livedoor NEWS]
[LINEトラベルjp]

[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

鳴海汐

Shio Narumi ライター

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

イタリアはフィレンツェとタオルミーナの料理留学、イギリスはウエストン・スーパー・メアとケンブリッジの花留学を経て、現在はロンドンと神奈川を行ったり来たり。飛行時間の大幅短縮が実現するよう、心から科学の進歩を願う水瓶座。

SHARE

  • Facebook