オルタキョイは、トルコ・イスタンブールのヨーロッパ側、ボスポラス海峡沿いにあります。オスマン帝国時代はトルコ人、アルメニア、ギリシア人、ユダヤ人などが暮らしていたコスモポリタンなエリアでしたが、いまは地元の人や観光客でにぎわう人気スポットになっています。そんなオルタキョイの楽しみ方とは?
モスクと橋が織り成す絶景
オルタキョイの魅力は、なんといってもまずはその景色の美しさです。1855年に完成したモスクとアジア側に架かるボスポラス大橋、そしてボスポラス海峡が織りなすこの景観に、地元民も旅行者も魅了されます。
宮殿のようなモスク
空とボスポラス海峡の青い外の世界とは対照的に、モスクの内部は淡いピンク色を基調とした内装です。エントランス部分は、モスクというよりまるで宮殿の入口のよう。
アルメニア人の建築家によるネオ・バロック様式の建築で、豪華絢爛のシャンデリアにも注目です。
住所 Mecidiye Mahallesi, Mecidiye Köprüsü Sk. 1/1, 34347 Beşiktaş/İstanbul
アクセサリー探しが楽しい!
イスタンブールのお買い物スポットといえば旧市街のグランドバザールですが、実はグランドバザールは日曜日は閉まっています。それとは反対にオルタキョイは週末の方が屋台の数も増えてよりいっそう賑やかになり、旅行者を楽しませてくれます。
オルタキョイの屋台はアクセサリーが有名で、さすが新市街!と言いたくなるような洗練されたものが見つかります。
名物「クンピル」を頬張ろう!
オルタキョイの屋台の名物でもう一つ忘れてはいけないのが、「クンピル」という食べ物です。
両手いっぱいの大きさくらいあるふかしたジャガイモにコーンやオリーブ、チーズなどお好みの具をトッピングし、ジャガイモとよく混ぜて食べます。心地よい海風に吹かれ、モスクと海峡の向こうに広がるアジア大陸を眺めながら食べるホクホクの「クンピル」は、きっと忘れられないイスタンブールの味になるでしょう。
[All photos by Zon]
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