上野エリアの隠れた文化と魅力を体験できる「ノーガホテル上野」宿泊ルポ

Posted by: わたなべ たい

掲載日: Oct 26th, 2018

上野の街や文化とつながり、このホテルでしか経験できない“特別な体験”をコンセプトにした「ノーガホテル上野(NOHGA HOTEL UENO)」が誕生! グランドオープンは2018年11月1日なのですが、一足早く宿泊してきたので、その“素敵な体験”をレポートします。

上野の街や文化とつながり、このホテルでしか経験できない“特別な体験”をコンセプトにした「ノーガホテル上野(NOHGA HOTEL UENO)」が誕生! グランドオープンは2018年11月1日なのですが、一足早く宿泊してきたので、その“素敵な体験”をレポートします。

宿泊にプラスして上野の街のカルチャーを体験できる!

上野アメ横まで歩いてすぐなのに、その喧騒が嘘のような静けさの中にある「ノーガホテル上野」。緑が美しい長~いアプローチの正面には自転車が!? 谷中にあるTokyobike(トーキョーバイク)とコラボしており、上野の街を巡るシティーツアーなども行われるとのこと。自転車のディスプレイは館内にもあり、一般的なホテルとはスタンスが異なる雰囲気に期待感大!

コンパクトにまとめられたフロントでは、タブレットに名前を書くだけでチェックイン完了! オフィシャルサイトからの予約ならば、発行されたQRコードをかざすだけチェックインできます。日本の“粋”をテーマにしたジュンハシモト氏デザインによる、ホテルとは思えないスマート&カジュアルな制服(制服なのにジーンズも!)も素敵。

スタッフの胸元に名札はなく、スタッフ側から名前を名乗り、お客様とのコミュニケーションを大切にする表れなのだとか。気さくでフレンドリーなスタッフは、上野の街にも精通! 地元の人しか知らないお店はもちろん、素敵な銭湯! までインプットされているので、宿泊プラスアルファのカルチャーを体験できそう。

くつろぎの客室は地元プロダクトのショールーム!

「地域と深くつながることで生まれる素敵な経験」は客室にも! テーブルや椅子などのインテリア、ハンガーやメモ帳などの備品、アメニティーなど、その多くが上野を中心にした台東区で作られている手工芸品や地元プロダクト。客室をショールームに見立て、主張することなく、さりげなく置かれています。

例えばテーブルや椅子は「TIME&STYLE」、ベッドサイドのメモ帳は「ITO BINDERY」、アメニティーボックスやハンガーは「SyuRo」などというように、ぬくもりある手仕事の豊かさが伝わってくるよう。

オフホワイトとベージュを基調に、アースカラーの安らぎ感ある客室は、リビングにパウダースペースを設けたような個性的なレイアウト。ロータイプのテーブルや椅子などと相まって、より客室の広さを感じられます。

ツインルーム以上にはバスタブがありますが、約半数を占めるダブルの客室にはシャワーブースのみ。でも、このシャワーブース、通常のシャワーに加え、レインシャワーのようなオーバーヘッドシャワーが設置されており、リラックス効果抜群! LEDによりシャワーブース内の照明を昼白色や電球色に調光でき、よりリラックス効果が高まる珍しい機能も。今治産のふっかふかのタオルも秀逸です。

ゆとりが散りばめられるラウンジ&オープンテラス

全130室あまりのホテルには珍しく、フィットネスも併設。洗剤が自動投入されるランドリーも設けられており、長期滞在などにも打って付け。2階にはゆったりとしたソファーが配されたラウンジやオープンテラスもあり、思い思いの時間を過ごせそう。

フロント向かいには、2層吹き抜けの開放感がすがすがしい、フレンチをベースにしたレストランがあり、ここで使用されているインテリアやカトラリーに加え、鰹節や佃煮、漬物などの食材も地元のもの。朝食は卵料理や和食などメインを4種類から選べるプリフィクスタイプのブッフェで、地元の食材+生産者の顔が見える料理を楽しめます。

地元とつながり、その文化をナチュラルにホテル内に取り込んでいる「ノーガホテル上野」。館内では、定期的に手工芸品などのワークショップも開催され、地域文化と融合する新しいホテルの魅力を垣間見るようでした。


 

◆ノーガホテル上野(NOHGA HOTEL UENO)◆
【住所】東京都台東区東上野2-21-10
【料金】1室1万5300円~
【CHECK IN/OUT】15:00/11:00
【客室数】130室
【アクセス】JR・東京メトロほか「上野駅」3番出口より徒歩3分
【HP】ノーガホテル上野 

 
[All Photos by tawawa] 
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PROFILE

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
https://taijin.mystrikingly.com

10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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