
自然たっぷり!意外に近い足柄の広大なビール工場
ビールがお好きなら、ビール工場に行ってみたいと思う人が多いと思います。それが実は以外に気軽に行けるんです。例えばアサヒビールなら、全国8か所にビール工場があります。申し込みはWebでOK。あとは行くだけ。思い立って神奈川県南足柄市にある工場に出かけてみました。

最寄り駅は小田急の新松田駅かJRの松田駅。新宿からなら小田急で1時間20分ほど。小田原の2駅手前です。

新松田の駅からは工場までの路線バスに乗ります。地元の人たちと一緒に20分ほどのローカルバスの旅です。だんだんと森の中へと進んでいきます。

そしてアサヒビール神奈川工場にあっという間に到着。安藤忠雄氏設計のガラス張りの建物に、巨大なタンクは、自然の風景にマッチしています。それにしても静か。鳥の鳴き声しか聞こえてきません。
無人のような工場が近未来的でビックリ!

神奈川工場はアサヒビールの工場の中でも1番の大きさ。東京ドーム9個分の敷地です。建物に入れば天井が高く、とても開放的です。

まずはパンフレットをもらって約10分のビデオを見ます。「麦とホップと水」が大事という基本コンセプトと、作り手の情熱が伝わってきます。

この巨大な発酵熟成の窯!壮観です。ここから缶・瓶詰、出荷までを見学したのですが、働いている人を見たのはたった2人。聞いてみれば工場勤務は90人ほどとのことで、オートメーション化されているんです。機会の音しかしない工場は静かですが、酵母が一生懸命ビールを作っているかと思うと、「菌」ってすごいなとあらためて思いました。

これが生のホップ。触ってみるとふわふわです。中の芯の部分だけがビールの材料になるとのこと。
試飲がおいしい・うれしい!

見学の後はいよいよ試飲タイム20分。この日はドライなビールにプレミアム系、それとブラックの3種類が用意されていました。350ml弱のグラスで3杯まで楽しめます。

出来立ての鮮度抜群のビールはスーッとした清涼感があって特においしく感じます。おつまみには関連企業なだ万のおかきが一袋。

ビールを注いでくれるスタッフのテクニックもすごい!泡までおいしく作ってくれます。

外には里山の風景が広がって、のんびりと穏やか。工場で見たことを話しながら、皆さん盛り上がっていました。
お土産もいろいろ!一番人気はケーキです。

試飲の時においしかったクリームチーズおかきも売っていました。なだ万と言えば江戸時代から続く老舗料亭。アサヒが買収したのは2014年のこと。なるほど、このおかきおいしいわけです。

カルピスもグループ企業だったんですね!2012年からのことです。

堂々の人気1位は「木樽入りビールケーキ」。この中に、スタウトビールとブランデーが浸みこんだケーキが入っています。

確かに、黒ビールのほろ苦さが甘さと相まって大人の味。そしてブランデーの香りもしっかりと。購入の際には「食べた後の運転はできません」と教えてくれました。本格派です。コーヒーにもよく合いましたよ。

最後にスタンプを押して、見学終了です。
ビール園で本格BBQ!足柄の里でもお土産!!

工場に併設されたビール園で、またまたおいしいビールをいただけます。

炭火で焼く新鮮なラムはなるほどのおいしさです。もちろん、牛肉、ソーセージ、野菜なども。テラス席もあるので、解放感バッチリ。

足柄のおいしいものや雑貨を集めた「物産館足柄の里」も敷地内にあります。

足柄と言えば金太郎ということで、「まさかりんとう」「まさカリー」と、ダジャレネーミングがおもしろい。

こちらはダジャレ抜き「ビール酵母饅頭」です。せっかくビール工場に来たのなら、こういった「ならでは商品」もお土産にいいと思います。
見学90分、ランチ60分のあとは!

新松田から小田原まではほんの10分ほど。時間があれば散策したり、こんどは海の幸を楽しんだり、夜までゆっくりしてから帰るのもおすすめです。
アサヒビール神奈川工場
住所:神奈川県南足柄市怒田1223
参加費:無料(予約制)
見学スタート時間:9:30~15:00(最終)
電話 0465-72-6270
電話受付時間:9:00〜17:00(休業日を除く)
物産館足柄の里
住所 神奈川県南足柄市怒田1223 アサヒビール神奈川工場敷地内
電話 0465-72-3500
営業時間 10:00~16:00
※11月~3月の期間、土・日・祝は16:30閉館となります。
※工場見学の有無等により早めに閉店することがあります。
[All photos by Atsushi Ishiguro]
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Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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