イスタンブールの新空港!日本からも年末から乗り入れ。注意したいことは?

Posted by: 石黒アツシ

掲載日: Nov 18th, 2018

現在トルコのイスタンブールには、アタチュルク国際空港と、サビハ・ギョクチェン国際空港の二つの国際空港があります。10月29日、「イスタンブール空港」と名付けられた新空港が開港しました。

世界最大級のイスタンブール新空港

世界最大級のイスタンブール空港が開港しました!

現在トルコのイスタンブールには、アタチュルク国際空港と、サビハ・ギョクチェン国際空港の二つの国際空港があります。日本からのトルコ航空のイスタンブール線はアタチュルク国際空港に就航しています。サビハ・ギョクチェン国際空港は就航路線も少なく小規模で、トルコのLCCペガサス航空の本拠地です。

10月29日、「イスタンブール空港」と名付けられた新空港が開港しました。

その規模がものすごい!

「イスタンブール空港」

実はイスタンブール空港はまだ完成しているわけではないんです。このプロジェクトは壮大で4つの段階で進められていて、最終的に完了するのはなんと2028年!全体では、複合ビルが76.5平方キロメートル(東京ドームのなんと1636個分以上!)、6本の滑走路に4つのターミナル、233機分の駐機エリアが供えられるそうです。

「イスタンブール空港」イメージ

さらにチェックインカウンターが500以上、22万5000人の従業員が、年間2億人の搭乗客にサービス提供可能になるそうです。まさに世界最大級ですね。

12月31日以降に本格運用開始!日本からの乗り入れも新空港へ。

「イスタンブール空港」

12月30日までは、アタチュルク国際空港はこれまで通り運用されます。それまで新空港では新しく設定された限定された便のみが運航されています。ですから、それまでは今まで通りです。

12月31日になると、アタチュルク国際空港はその役目を終え、全ての便が新空港へと向かうことになります。もちろんヨーロッパなどへの乗り換え便も新空港でのトランスファーになります。サビハ・ギョクチェン国際空港は運用を継続して、新しい滑走路も増えるそうです。

ですから、イスタンブール空港を利用して乗り換える場合には、空港こそ新しくなりますが、搭乗客にとっては特に何も変わらないということになります。乗り換え時間の間に、新しい空港を体験してみましょう。

新空港から市内へのアクセス

「イスタンブール空港」アクセス

さて、乗り換えには大きな問題なさそうですが、トルコ観光に訪れる際の、空港から市内へのアクセスはどうなるんでしょうか。

空港からは、新市街のタクシム、旧市街のイェニカプ、ビジネス地区のコズヤタウや見本市会場のチュヤプへのバスが運行されているようです。現在の時刻表を見ると、タクシムと空港間は1時間30分かかるようです。

今後は市街地に乗り入れる地下鉄、サビハ・ギョクチェン国際空港への高速鉄道なども整備されていくので、どんどん便利になっていきます。いずれにしても、今後次々の新しい情報が出てくるはずですから、トルコに行く際には注意が必要です。目が離せませんね。

乗り換え便の空港に注意!

「イスタンブール空港」2

さて先日、筆者はイスタンブールからウィーンへのトルコ航空便を利用したのですが、トルコ航空と言うことで、アタチュルク国際空港から出発だと思いこんでいました。アタチュルクなら新市街からメトロで1時間弱です。しかし、その便はサビハ・ギョクチェン国際空港発だったんです。前日に気づいたからよかったのですが、ザビハにはローカルバスを乗り換えて1時間以上かかります。また、アタチュルクとはまったく逆方向なので、間違ったらなんと2時間以上のロスになり、予定の便には乗れないということになるところでした。

そして、新空港とザビハの距離はなんと100㎞以上です。これは間違えたくない距離ですよね。通常の乗り換え便なら新空港で問題ないはずですが、もし自分で乗り換え便を手配するなら、どの空港になるのか事前に注意しておかないとめんどくさいことになるので気を付けてくださいね。

[IGA イスタンブール国際空港]

[All photos by IGA]

PROFILE

石黒アツシ

Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。

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