最近SNSで話題になっているのが、森のなかにカラフルなきのこが並ぶこんな場所。
「ここはどこ!?」と身を乗り出してしまいそうなほどにメルヘンチックな光景は、意外にも京都にありました。
寺社仏閣だけではない、新しい京都の魅力にふれられる穴場スポット、京都府立植物園に出かけてみましょう。
メルヘンな「きのこ文庫」
そのかわいらしさに一目ぼれする人が続出しているのが、京都府立植物園の一画にある屋外図書館「きのこ文庫」。
緑の木々に囲まれた広場に、黄色にオレンジ、赤、緑と、色とりどりの大小のきのこが点在。今にも小人が出てきそうな、メルヘンチックな雰囲気に包まれています。
以前からここに存在していたきのこ文庫ですが、SNSで注目され、にわかにフォトスポットとして人気を集めるようになりました。
きのこの中にはたくさんの本
きのこには大小ありますが、軸が太い大きなきのこに注目。軸の部分は書棚になっていて、扉を開けると本がびっしりと詰まっています。
全部で4つのきのこ文庫があり、子ども向けの図鑑や絵本など、約3000冊を所蔵。そばにはベンチがあり、誰でもきのこ文庫の本を手に取って自由に読むことができます。
きのこのそばで本を眺めている人の姿も、絵になること間違いなし。
「きのこ文庫」へのアクセス
きのこ文庫は、京都府立植物園内にあります。京都府立植物園へは、京都市営地下鉄烏丸線の利用が便利。北山駅で下車し、3番出口を出たら植物園の入口(北山門)です。
京都府立植物園の入場料は、200円と格安。地下鉄一日券などをもっていると、さらに割引が受けられます。
きのこ文庫は植物園の正門近くにあり、北山門から500メートルほど。きのこ文庫へ足を運ぶついでに、園内散策も楽しみましょう。
四季折々の花に出会える京都府立植物園
「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」がコンセプトの京都府立植物園は、日本で最初に設立された公立植物園。1924年に開園し、すでに90年以上の歴史を誇ります。
東に比叡山や東山連峰、西に加茂川、北には北山連峰を望む景勝地に位置し、24ヘクタールの広大な敷地では四季折々の自然美にふれることができます。
春は桜やチューリップ、アネモネ、夏はひまわりやアサガオ、秋はコスモスやキク、冬はボタンやビオラといった四季折々の花々に加え、日本最大級の観覧温室も備え、一年を通して美しい花々との出会いが待っています。
中心街の喧騒から離れ、自然豊かな園内を散策していると、自然と歩調もゆっくりになり、ほっこりとした優しい気持ちになります。
京都市内中心部からは少し離れている北山エリアですが、地下鉄が通っているために、アクセスは便利で簡単。
駅前には、京都の定番土産「茶の菓」で知られるマールブランシュの本店も。閑静な北山に足を延ばして、心安らぐひとときを過ごしてみませんか。
住所 京都市左京区下鴨半木町
電話 075-701-0141
開園時間 9~17時(最終入場16時、時期により延長あり)
https://www.pref.kyoto.jp/plant/
[All photos by Haruna]
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