エアトリは、10代~70代の男女883名を対象に「平成最後の年越し・初詣」に関する調査を実施しました。その中で、初詣に関する調査結果が出ています。皆は初詣についてどのように考えているのでしょうか。
改めて、初詣とは?
まず、初詣の定義について。
●初詣とは
新年になって初めて神社仏閣に参り、新年の無病息災や平安無事などを祈ること。
●初詣での時期はいつまで?
元旦(1月1日)
三が日(1月1日〜1月3日)
松の内(1月7日まで)
イメージとしては元日の朝や午前中ですね。三が日内なら問題なし。ただしカレンダーに関係なく仕事が忙しい現代では、松の内までを初詣と呼んで構わないようです。松の内とは門松や正月飾りを飾ってある期間で関東では1月7日までが一般的。関西では1月15日までとするところもあります。
東京の明治神宮や浅草寺などは、元日には毎年大勢の初詣客で大混雑。最も混雑する元旦を避けて、ゆっくり初詣したい人も多いようです。あまり混んでいると、神様に自分の祈りが通じたのかも心配ですしね。
参考
[京都地主神社]
[東京北区七社神社]
[平成三十一年初詣 春日部市内神社マップ]
初詣は毎年行きますか?
10代~70代の男女883名を対象に「平成最後の年越し・初詣」に関する調査によると、過半数が「毎年必ず行く」(57.9%)と回答しています。残りの約4割は毎年ではなく数年に一度初詣をしていることが判明しました。少数派ながら、「行った事がない」(5.4%)と回答した人も。
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旅行先で寺や神社に行きますか?
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では旅行へ行った時は、神社仏閣を訪れているのでしょうか。
最も多いのは「たまに行く」(62.7%)。「必ず行く」(20.3%)を合わせると、8割以上の人が旅行先で寺や神社を訪れていることが分かりました。
無宗教が多い日本人で驚きの結果ですが、宗教心はなくても、下記の理由で訪れることが考えられますね。
●インスタ映えする(京都の伏見稲荷の鳥居など)
●世界遺産(広島県の厳島神社)
●縁結び、恋愛成就(島根県の出雲大社、京都の地主神社など)
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調査タイトル:「平成最後の年越し・初詣」に関するアンケート調査
調査対象: 10代~70代の男女883名
調査期間:2018年12月3日(月)~12月6日(木)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社エアトリ
初詣に行かない理由
北海道札幌で元日に初詣をする人々
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では初詣に行かない(行けなかった)理由は何でしょうか。
●仕事で時間がない(ホテル・飲食業・デパートなどサービス業でお正月はかきいれ時、医療、交通機関、インターネット関係の職業等)
●年末に体調を崩して出かけられなかった(風邪やインフルエンザ)
●人混みが苦手
●寒いから出かけたくない
●一人暮らしで一人でわざわざ出かけるのが面倒
●無宗教なので必要を感じない
カレンダーに関係なく仕事がある現代、または皆が休みだからこそ稼ぎ時の職業があります。初詣に行きたくても行けない場合もありますね。1年の疲れが出て年末に体調を崩し、寝正月だったという経験があなたにもあるはず。人混みや寒さが苦痛、一人でわざわざ行くのも面倒という理由もあるようです。
さて、あなたは初詣に行きますか
個人でそれぞれ考え方や仕事上の都合があって、初詣に関する考え方も異なりますね。無宗教である筆者が年を重ねて近年感じることは、人間は生かされているということです。しきたりや形式だけに従う、自分のお願い事を聞いてもらいたいということだけでなく、初詣には「生きることに力を貸してくれて、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。」と神様へご挨拶する意味を感じます。それゆえ、ご利益で有名な神社仏閣でなくても、地元の小さな神社仏閣でお参りしても良いのではないでしょうか。混んでいないので清々しく、地元の神様なら私たちのことを良くご存知のはずです(笑)。近所なので、気軽に出かけられますしね。
さて、あなたは今年初詣に行きますか。