朝の食卓にケーキが並ぶことの多いブラジル。なかでもとうもろこしの粉で作る「ボロ・デ・フバ(Bolo de Fubá)」は、朝食時にはもちろん、午後のティータイムならぬコーヒータイムにも欠かせない定番ケーキです。黄金色のボロ・デ・フバ、調べてみたら驚くほど簡単に作れることが分かりました。
ボロ・デ・フバのレシピ
全ての材料をミキサーにかけるのがブラジル流。ミキサーがなければ、ボウルと泡立て器を使って作りましょう! ブラジルのレシピサイト「Cyber Cook」に掲載されている「ボロ・デ・フバ」のレシピを参考に、分量や焼き時間を日本のご家庭に合うよう調整したレシピをご紹介します。
サラダ油・・・1/2カップ(70ccぐらいでもよさそう)
砂糖・・・3/4カップ
卵(S)・・・2コ
牛乳・・・1カップ
とうもろこしの粉・・・1カップ
薄力粉・・・1/2カップ
ベーキングパウダー・・・小さじ1+1/2
【作り方】
1. 材料をミキサーに入れて、全体が滑らかになるまで混ぜ合わせる。
2. 180℃に予熱したオーブンで約45分程度、表面がきつね色になるまで焼く。竹串を刺してみて生の生地がついてこなければ焼き上がり。
ボウルで作る場合の1の手順:ボウルにサラダ油、砂糖、卵を割り入れて泡立て器でよく混ぜる。とうもろこしの粉を加えて、さらによく混ぜる。牛乳を1/2カップ分加えて滑らかになるまで混ぜたら、合わせてふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーの半量を加えて混ぜる。残りの牛乳1/2カップ分、残りの粉の順に滑らかになるまで混ぜる。
※今回はマフィン型を使用、焼き時間は30分。ケーキの型が小さいと火の通りが早いため、焼き時間は短めになります。6コ分のマフィン型で12コ分作れます。ブラジルでは、中央にくぼみのあるシフォンケーキ型のような焼き型を使うことが多いようですが、丸型や角型などでも、マフィン型で作っても問題ありません。
とうもろこしの粉はどこで買える?
国内のスーパーでは見かけないとうもろこしの粉。粗挽きタイプのコーンミールと、パウダー状のコーンフラワーがあります。輸入食品を扱うカルディや製菓材料専門店TOMIZ、通販サイトアマゾン・ジャパンなどで購入できます。今回は口当たりの優しいパウダー状のコーンフラワーを使用。
甘さ控えめで、朝にぴったり!
ブラジルのレシピで再現したボロ・デ・フバは、しっとりしていてとても美味! 香ばしいのは、とうもろこしの粉が入っているからでしょうか? 甘さ控えめなので、朝食にぴったりです。
ベリー系のジャムをつけていただくと、さらにおいしさがアップする模様。ラズベリーやカシスジャムとの相性が良かったです。本場ブラジルでは、ココナッツやチーズ、フルーツを焼き込むこともあるようですよ。
とてもカンタンに作れるので、とうもろこしの粉が手に入ったらチャレンジしてみてはいかがでしょう? 朝食にもティータイムにも重宝するケーキです。
[oliviascuisine.com]
[All photos by sweetsholic]
Please do not use images without permission.