私達の日常でよく食べられているハンバーガー。そのハンバーガーで地球の森林破壊を救おうという、新しいプロジェクトが始まっているんです。公益社団法人自然保護基金ジャパン(WWF)主体で始動したこのプロジェクト。一体どうやって?地球に優しいハンバーガーって何?プロジェクトの全貌をルポします。
私達が食べてるハンバーガーが森林を破壊してるかも?
私達が日々よく食べているハンバーガー。ランチタイムのお決まりメニューという方も多いのではないでしょうか。そんなハンバーガーの1日の消費量は、なんと450万食。包装紙をサッカーのコートで換算すると9,000個分というから驚きです。
そんなに消費されているハンバーガーがもしエコになったら?地球に優しい原料を使い、森林保全を助けることができたらかなり大きな変化を生むかも!そんな考えから始まったのが、この「EARTH BURGER PROJECT」なんです。
例えば、ハンバーガーのバンズに使われるパーム油。毎日様々なところで使われている背景に、森林伐採や違法労働の影があるのです。熱帯林を伐採し、そこにわざわざ植えられるアブラヤシ・プランテーションは環境破壊や違法な低賃金労働などの深刻な問題を裏に抱えています。
そしてハンバーガーのメインである牛肉。実は牛の牧場確保のために多くの森林が伐採されています。オーストラリアでは年間で東京都の1.5個分の面積の森林が無くなっています。それにより失われる野生生物や生態系の変化など、環境に及ぼす影響は計り知れません。
そういった様々な問題にしっかりと向き合い、害を及ぼさない地球に優しいハンバーガーを目指し「EARTH BURGER プロジェクト」が生まれたのです。
地球を救うハンバーガーに「EARTH BURGER」の称号を付与!
今回EARTH BURGERを企画しているのは、公益社団法人自然保護基金ジャパン(WWF)。WWFは製造過程や使っている原料が、地球に優しく環境破壊に加担していないか?というのを観点にハンバーガーを判断。規格をクリアしたハンバーガーに「EARTH BURGER」の称号を与えています。
今の賛同店は全国20店舗。今月の2/20(水)-3/31(日)まで加盟店すべてでEARTH BURGERが提供されます。またハンバーガー1個の購入に対して、100円が自然保護活動のために寄付されます。食べれば食べるほど、地球の自然保護に貢献できるというわけですね。
EARTH BURGERを試食!その美味しさは?
今回はその環境に優しいEARTH BURGERを試食させていただきました!いただいたのは加盟店の1つであるhanamiのハンバーガー。ジューシーな味わいのお肉と、重くないフライドポテトの組み合わせ。口いっぱいにバンズとお肉の味わいが広がり、とても美味しい1皿でした。
提供価格は1,700円。うち100円が寄付として使われます。
ちょっとの変化がいずれ大きな変化になるかも!
たかがハンバーガー、されどハンバーガー。ちょっと変わるだけで地球の環境資源が保全されるなら、ぜひ貢献したい。あなたのハンバーガーへの愛が、地球への愛に変わるかもしれません。
https://earthburger.jp