スパイシーなのに優しいスパイスカレー!「ウミネコカレー」【東京スパイスカレー特集】

Posted by: Nao

掲載日: Jun 4th, 2019

ここ数年、“スパイスカレー”なるものが大阪で爆発的なブームを巻き起こし注目されています。今回の特集では、東京でも食せる魅惑のスパイスカレーをピックアップ。第2回は、優しい味わいが病みつきになること間違いなしの「ウミネコカレー」をご紹介しましょう!

ときには刺激的だったり、ときには爽やかだったり。
ピリッとした辛味と芳醇な香りが織りなすスパイス。
食べた瞬間から、舌と胃だけでなく細胞まで熱くしてくれるスパイスはもはや快楽性物質ではないでしょうか。

ところでここ数年、“スパイスカレー(スパイスカリー)”なるものが大阪で爆発的なブームを巻き起こしており、大阪名物の新定番として注目されています。

さらにそのムーブメントは東京にも飛び火し、専門店が続々と登場。その勢いはとどまることを知らず、大阪に負けない盛り上がりを見せているんですよ。

今回の特集では、そんな東京でも食せる魅惑のスパイスカレーをピックアップ。
第2回は、優しい味わいが病みつきになること間違いなしの「ウミネコカレー」をご紹介しましょう!

スパイスカレーの定義とは?

さて、そもそも「スパイスカレー」ってどんなものなのでしょうか?

某店主によれば、スパイスカレーの発祥は大阪・北浜にある「カシミール」というお店とのこと。その独創的な味に影響を受け、数々の名店が大阪で誕生。カレーマニアの枠を超えて幅広い層に親しまれるようになったのだそう。
一方、東京にも以前からスパイスカレー的なカレーを提供するお店は存在していたようなのですが、数も少なく今日のようなブームにはならなかったとのこと。

さらにスパイスカレーには以下のような特徴があることも判明しました。

・欧風ではなく、どちらかというインドやスリランカ系。
・基本はライス。
・野菜やアチャール(インド版漬物)がトッピングされたワンプレートスタイル。
・スパイスやハーブはお店独自で調合。

“これといった決まりはない”とも言えるスパイスカレー。この自由なスタイルこそが個性ある味わいを生むのかもしれません。

路地裏にひっそり佇む、隠れ家的名店


幡ヶ谷駅からすぐ近く、静かな路地裏に佇む「ウミネコカレー」。西永福での営業を経て2018年にこの地でリニューアルオープンしたのだそう。


シックな木目と白を基調とした店内。随所にアートが飾られており、感性が刺激されそうな雰囲気に満ちています。

カレーは4種用意。セットにするとかなりお得。


カレーはチキン、ポーク、キーマ、ひよこ豆というラインナップ。1種盛りと2種盛りにお好みでスープやサラダをセットにすることも可能。


今回は2種盛りでオーダー。ラッシーはすっきりした甘さで口当たりまろやか。


セットのサラダ。みずみずしいレタスや人参に香ばしい胡麻ドレッシングが見事にマッチ。

思わず撮りたくなる!フォトジェニックな盛り付け


チキンとキーマの2種盛り。円形に盛られたターメリックライスの上にキーマ、その傍にチキンカレーが鎮座。クリエイティブな盛り付けに思わず目を奪われます!


キーマカレーには三つ葉がトッピング。アチャールはキャベツとたまねぎ。どちらも絶妙な酸味でカレーの味を邪魔しません。

じんわり体に染み込む優しいカレー


じっくり煮込まれたチキンは口の中でほろっとほぐれる柔らかさ。スパイシー感がありながらも全体的にマイルド。食べ進めるごとに旨味とコクがじんわり体に染み渡る味わいです。


チキンよりもピリッとした辛味のキーマ。ふっくらと炊き上げられたターメリックライスやまろやかな卵黄とも相性抜群です。三つ葉の清涼感がアクセントとなり、それぞれの素材が至福のハーモニーを奏でる一皿でした。

総評:スパイシーでありながら優しさもしっかり

キーマもチキンもスパイスの香りと風味が際立ちつつも、決して尖った感じではなく全体的にマイルド。“スパイシーなのに優しいスパイスカレー”という言葉がピッタリの逸品でした。

ウミネコカレー
住所 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目32−16
電話番号 070-6972-3103
営業時間 12:00-15:00 18:00-21:00 (L.O.30分前)
定休日 月曜定休(月曜祝日の場合は翌日火曜日)
https://uminecocurry.tumblr.com

[All photos by Nao]

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PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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