航空券を中心に交通機関や宿泊などの料金比較検索できるウェブサイト「スカイスキャナー」が、2019年版の「人気急上昇の離島トップ5」を発表しました。同社サイトで国内離島行き航空券の検索後、外部リンクの予約画面へ進んだ数を前年と比較して算出されたランキングです。日本国内には世界的に有名な美しい離島が数多くありますが、よく検索されている人気の離島はどこになったのでしょうか?上位5位になった今年注目の離島を紹介します。
【5位:東京都・八丈島】東京からの気軽に行ける離島
羽田空港から飛行機で1時間弱、「東京からいちばん近い南国」として人気の八丈島。首都圏在住の人にとっては、身近な離島として人気が高まっているようです。ダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツのほか、7つの温泉があり温泉巡りも楽しみのひとつ。
太古の昔の火山活動でできた火山島の八丈島には、八丈富士と呼ばれる山もあります。緑に包まれる中を歩いていくと、頂上には海を見渡す絶景が。火口の周りを歩いてお鉢巡りをすれば、緑豊かな断崖絶壁の絶景を楽しむことができます。
[飛行機]
・ANA便: 羽田空港~八丈島空港1日3往復 (所要時間: 片道約55分)
[船]
・東海汽船「橘丸」: 東京・竹芝桟橋~八丈島・底土港)1日1往復 (所要時間: 片道10時間20分)
八丈島観光協会公式サイト: http://www.hachijo.gr.jp/
【4位:鹿児島県・徳之島】ドラマで脚光を浴びた島
(c) 徳之島観光連盟
奄美群島の3つ離島のひとつ「徳之島」は、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の舞台になった場所として注目を集めました。西郷隆盛が二度目の島流しで沖永良部島に行く前に約2か月過ごした場所で、島内には西郷隆盛の功績をたたえた石碑やゆかりの地が点在しています。白い砂浜が広がるビーチや隆起したサンゴ礁が形成する美しい海岸線も魅力のひとつ。スキューバーダイビングやシュノーケリング、フィッシングなどのマリンレジャーが存分に楽しめます。
(c) すしぱく/フリー写真素材ぱくたそ
絶滅危惧種や環境省のレッドリストに指定されているような動植物が数多く生息している徳之島。ガジュマルやアカヒゲなど、南国ならではの植物が茂る緑の中を専門家と歩くエコツアーも魅力のひとつです。
[飛行機]
・鹿児島空港~徳之島空港: JAL便1日4往復 (所要時間: 片道約70分)
[船]
・鹿児島新港~徳之島: 1日1往復 (所要時間: 片道約15時間)
徳之島観光連盟公式サイト: http://www.tokunoshima-kanko.com/access/
【3位:沖縄県・宮古島】夏からLCC運航予定でますます便利に
沖縄の離島の中でも安定の人気がある宮古島は、ダイビングスポットとしても国内外でよく知られています。一周するのに車で4時間弱という小さな島には、美しい砂浜がいくつも点在し、息をのむような海の景色が広がります。
2018年3月にANA便で名古屋~宮古島が通年運航になった宮古島。さらに伊良部大橋で繋がる隣の島、下地島に「みやこ下地島空港」がオープンし、LCCのジェットスターが成田~宮古島の運航を開始しました。7月からは関西線も就航することで、ますます注目が集まること必須の日本が誇るアイランドリゾートです。
詳しくは、『【特集】東京から6990円で行ける!宮古島・アイランドバケーション』をチェック!
[飛行機]
・東京~宮古島: JTA便・ANA便で1日合計2往復 (所要時間: 約3時間)
・成田~宮古島: ジェットスター便、6月末まで週4日1往復、7月からは毎日1往復
・大阪~宮古島: ANA便1日1往復 (所要時間: 約2時間半)
※ 夏からジェットスター便が就航予定
・名古屋~宮古島: ANA便1日1往復 (所要時間約2時間半)
・沖縄本島(那覇): JTA便・ANA便・RAC便など1日合計約20便 (所要時間: 約45分)
宮古島観光協会公式サイト: https://miyako-guide.net/
【2位:長崎県・福江島】世界遺産に登録され注目を集めた島
(C)YMZK-Photo / Shutterstock.com
第2位の長崎県「福江島」は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されたことで注目を集めた島です。12の資産で構成される潜伏キリシタン関連遺産のうち、潜伏キリシタンたちが移住した集落が点在する五島列島。空港がある福江島は、五島列島の空の玄関口となっています。
五島列島は、マリンブルーの海が広がる人気のリゾート地でもあります。美しい砂浜のビーチや白い灯台が絵になる海岸線の景色など、それぞれの島に見どころが点在しています。
[飛行機]
・長崎~福江島: ANAとORCコードシェア便1日3往復 (所要時間: 約30分)
・福岡~福江島: ANAとORCコードシェア便1日4往復 (所要時間: 約40分)
※ 東京や大阪からの直行便はなし
[船]
・長崎港~福江港: 高速船「ジェットフォイル」1日3~5往復 (所要時間: 約1時間25分)
・長崎港~福江港: フェリー「椿」「万葉」(所要時間約3時間)
・博多港~福江港: フェリー「太古」(所要時間約7時間30分)
【1位:沖縄県・石垣島】伸び率111%で安定の人気
沖縄県の石垣島は、昨年と比較して111%という圧倒的な伸び率で1位となりました。成田からバニラエア、関空からはピーチエアといったLCC便も運航しています。石垣島を起点に、竹富島や小浜島、西表島など近隣の八重山諸島の離島へのアクセスも可能です。
ここは日本なのかと疑いたくなるような美しいサンゴ礁や、ビーチなどの南国ムードが楽しめるのはもちろん、最近では天体観測地としても注目を集める石垣島。のどかな空気の中で、とにかくのんびり休暇を過ごしたい人にとって絶えず人気のリゾート地です。
[飛行機]
・東京~石垣島: JTA便・ANA便で1日合計4往復 (所要時間: 約3時間)
・成田~石垣島: バニラエア便1日1往復
・大阪~石垣島: JTA・ANA便、ピーチエア便で1日合計3往復 (所要時間: 約2時間半)
・名古屋~石垣島: ANA便1日1往復 (所要時間約2時間半)
・沖縄本島(那覇): JTA便・ANA便・RAC便など1日計約16便 (所要時間: 約1時間)
石垣島観光交流協会: http://yaeyama.or.jp/
定番で人気の南国リゾートから、去年メディアやSNS上で話題となり注目度がアップした島など、さまざまなタイプの離島がランクインしました。小さな島で漂うのんびりした雰囲気は、忙しく生活している時間を忘れさせてくれる大切なひと時を作ってくれそうですね。
[PR Times]
[all photos by shutterstock.com]