温泉まんじゅう発祥の店!勝月堂の「湯乃花饅頭」は並んでも食べたいおいしさ【伊香保温泉】

Posted by: 山口彩

掲載日: Jun 17th, 2019

伊香保温泉を観光するなら、「勝月堂」の湯乃花饅頭は必食!実はあの温泉まんじゅうは、こちらが発祥といわれているのです。もちろんそのおいしさは折り紙つき。行列に並んでも食べたい、お土産にしたい、創業100年の時を経たそのおいしさを現地ルポ!

勝月堂 温泉まんじゅう パッケージ

温泉まんじゅうはなぜ茶色い?

勝月堂 湯乃花饅頭 バラ売り

今や日本名物のひとついっても過言ではない、全国の温泉地で見られる温泉まんじゅう。あれってどうして茶色いのか、不思議に感じたことはありませんか?

それは、温泉まんじゅう発祥の地がここ、伊香保温泉だから。石段街にたたずむ「勝月堂」の初代が、伊香保温泉の茶褐色の湯をイメージして、黒砂糖を使ったこの茶色いまんじゅうを考案したのだそう。

広く知られるようになったのは、昭和の始めに、昭和天皇がお買い上げになってから。その後、全国の温泉地で茶色い温泉まんじゅうが製造販売されるようになります。

明治43年創業、100年以上愛される老舗の味わい

勝月堂 店内

勝月堂の誕生は明治まで遡ります。勝月堂初代の半田勝三さんは、東京の風月堂で修行ののち、伊香保で和菓子店「勝月堂」を開きました。

あるとき、先見の明を持つ隣人から、「伊香保温泉の自慢できる土産品を作ってみないか」とすすめられます。そして試行錯誤し、誕生したのが、今もなお愛される「湯乃花饅頭」なのだそうです。

並ぶ価値あり!伊香保のお土産、食べ歩きグルメとしてはずせない

勝月堂 湯乃花饅頭 6個入り

ふぞろいな形が、むしろ手作りのよさを醸し出している「湯乃花饅頭」。個包装はされていませんが、それもまた素朴でよいものです。

いただいてみると、まずそのふっくらもっちり、芳醇な皮のおいしさに驚きます。できたてはもちろんですが、持ち帰って翌日いただいたときも、そのおいしさは損なわれていませんでした。

そして、甘さ控えめの餡がまた絶妙です。これなら、一人でいくつも食べてしまいそう。実際、筆者の自宅でも大好評で、あっという間になくなってしまいました。12個入りを買うべきだった!と激しく後悔。

伊香保 温泉まんじゅう

店頭でいただけるバラ売りは1個100円(税込)。包装はできませんが、お皿にのせて出してくれます。食べ終わったらお皿は返却しましょう。お土産に持ち帰る際は、箱詰めを注文してくださいね。

筆者がお店を訪れたのは金曜日。並ばずにスムーズに買えましたが、伊香保神社などを巡って石段街に戻ってくると、10人ほどの人が並んでいました。やっぱり人気なんですね!

勝月堂
http://www.shougetsudo.net
群馬県渋川市伊香保町伊香保591-7(伊香保神社下)
電話 0279-72-2121
営業時間 9:00~18:00
定休日 元旦のみ(他不定休)

湯乃花饅頭(箱詰め)
6個 720円
9個 1020円
12個 1320円
15個 1720円
18個 2020円
24個 2620円
30個 3300円
※個包装なし
賞味期限 常温で2日以内

[All Photos by TABIZINE編集部]
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PROFILE

山口彩

Aya Yamaguchi 統括編集長

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。旅と自由をテーマとしたライフスタイルメディア「TABIZINE」編集長を経て、姉妹媒体「イエモネ」を立ち上げる。現在は「TABIZINE(タビジン)」「イエモネ」「novice(ノーヴィス)」「bizSPA!フレッシュ」統括編集長。可愛いものとおいしいものとへんなものが好き。いつか宇宙に行きたい。

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